内容説明
５歳のとき、父親から与えられたコンパスからすべては始まった。２６歳での光量子説の提唱と特殊相対性理論の完成、３６歳での一般相対性理論の完成―その創造の秘密はどこにあるのか？地球市民としての意識とユダヤ人としてのアイデンティティに揺れながら、原爆開発に理論と実践でかかわった天才科学者の苦脳と懴悔、…。神のパズルに挑んだ人間アインシュタインの〈知の迷路〉を解き明かす。
目次
序章 〈知の冒険者〉の素顔
第１章 永遠の子供
第２章 相対性理論への問い
第３章 自在なポップスター
第４章 ユダヤ人とヒットラー
第５章 神のパズルを解く
終章 黄泉の国への旅立ち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mari
7
図書館 途中で返却期間p682022/01/30
みつ
7
1991年にNHKで放映されたシリーズをまとめたもの。第一巻では、彼の生涯を辿る。州立学校の成績では、物理、幾何の他、「ヴァイオリン」や「歌曲」も優秀だったこと。舌を出した有名な写真を巡るエピソード。アマチュアの弦楽四重奏団結成。モーツァルトへの愛（「死とはモーツァルトが聞けなくなること」）。ユダヤ人としての出自とナチス・ドイツという環境。原爆開発との関わり。スピノザへの傾倒。遺志により墓がない。等々興味深い記事が、多くの図版とともに語られる。日本を愛した彼が原爆投下を知った時の衝撃は、中でも忘れ難い。2021/03/27
メルジ
1
夫の若い時からの蔵書。2014/05/30
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- 和書
- 中国の人口問題
