内容説明
世界一愛されたウサギ、ピーターラビットとその仲間たちの物語。ナナカマドの葉が赤く色づき始めた湖水地方のソーリー村に、ピーターラビットを生んだビアトリクス・ポターの家はあった。石づくりの古い農家、羊がのんびりと草を食む緑の丘に、そして家の中にはビクトリア朝時代からの古い家具、そのどれもがあの絵本の舞台そのものであった。
目次
「ピーターラビットのおはなし」
湖水地方のソーリー村
「虹」―ワーズワース
「序曲より」―ワーズワース
湖水地方とビアトリクス・ポター(加藤節雄)
100年まえのイギリスで起こったこと(矢川澄子)
ママバニイと、ピーターラビットに思いを馳せて(西村玲子)
ピーターラビットの誕生まで
ビアトリクス・ポターの生涯(吉田新一)
「りすのナトキンのおはなし」
ピーターラビットの仲間たち
今も残る絵本の舞台
ピーターラビットと私(大貫妙子)
「ピーターラビットの絵本」の魅力(吉田新一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
20
ポターの湖水地方保存活動を取り上げた絵本(!!)のご感想に惹かれて、手元の湖水の旅の本を。自宅と家人の実家を合わせると代々ウサギばかり6~7羽は共に過ごしたことになる。最長寿は13歳で月に帰った。性格も様々。なぜか悪戯好きで逃げ足の速い子が多かった。だからか、ピーターの悪童振りは大好き。本書は湖水地方を「ピーターラビット」をキーワードに紹介するテレビ番組の記録本。なので湖水地方の概要からピーターの物語の舞台・ポターの生涯までそつなく網羅されている。写真や図版が多くて、解説も分かりやすく丁寧な造りで楽しい。2021/11/19




