内容説明
印象派の先駆者、ドービニー、ブータン、ヨンキン等。そして、4人の印象派の創始者。セーヌの水と光の効果に取り組んだ「睡蓮」の画家モネ。溢れるばかりの色彩で生の讃歌を謳いあげたルノワール。静けさの中に光の詩情を描いたシスレー。田舎と都市の風光を新しい構図で描き続けたピサロ。
目次
セーヌの光
印象派の先駆者たち
光の探究―若き画家たち
印象派展と画家たちの冒険
それぞれの道と成熟
鉄道、レジャー、印象派
旧印象派美術館とそのコレクション
19世紀の女性画家たち
印象派絵家が200フランで買えた頃
印象派を育てた名画商、デュラン・リュエル
19世紀、ニューファミリーの肖像
モネと日本人―ジヴェルニーを訪れた人びと
モネとゴッホ
セーヌに沿って、ジヴェルニー、ルーアン、そしてノルマンディーの海へ
美術史 印象派の絵画―美学と技法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげさん
2
印象派のクロード・モネが大好き。アルフレッド・シスレーを知らなかったのは恥ずかしい。シスレーも素晴らしい画家です。オルセー美術館に行ってみたい。2018/03/13
もっぴー
2
印象派は自分が見たままの一瞬の美を絵画にし、それまでの普遍性を求めるアカデミーの伝統から訣別したらしい。確かにこの世界では普遍的なものはなく、ただ一瞬の積み重ねで、過ぎ去った一瞬はもう二度と戻らないもんなぁ。でも印象派は一瞬を描くことで永遠にしたんだと思う。モネとシスレーが特に良かったなあ。2013/10/31