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内容説明
「東欧の謎」と呼ばれ、鎖国を続けるアルバニア。その知られざる素顔を、今、世界に先駆けて独占ルポ。
目次
1 鎖国の国へ(アルバニアへの道;初めて見るアルバニア)
2 建国の条件(真の“非同盟”;自給自足の暮らし)
3 民族の誇り(4人家族、2LDKの都市生活;誇り高きイリリア人の末裔)
4 開国への兆し(カリスマ、ホッジャの死;国境を越えた鉄道)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuji
1
アルバニアが現在の北朝鮮と同じ体制だった頃書かれた貴重な本。アルバニアは今年訪れる機会があったが観光客は少なく男女平等社会という印象を受けとても心地良かった。相変わらずトーチカだらけ。70は超えてそうな老人女性にホッジャについて聴いたら彼は良くなかったと言ってた2023/09/23
人民の指導者
0
ホッジャが死んで間もないころ、まだ厳しい鎖国と孤立極左路線を冒進していたアルバニアに入った、NHK取材班の記録。孤立的な民族自主主義を唱える点、田舎の貧しさを撮られるのを嫌がる点、国民葬防衛のために兵士と軍事予算が異常に多い点、全ての面で監視が付く点、そして個人崇拝などなど、この前北朝鮮ツアーに行ってきた時の記憶と正しく合致した。この後アルバニアは、NHK取材班の予想を遥かに超えるスピードで共産主義の崩壊、自由化、そして国家破綻とアナーキーを経験した。北朝鮮はどうなるのだろうか。2011/06/17