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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めめめ
1
プレゼンのために一読。エンターテイメントとして、またひとつの説としても面白かったです。さらに、テレビが活字中心の浮世絵界に一石を投じたのも興味深かったです。しかし、説としては矛盾もあるし、たまたまうまくいった部分も多い気がします。2013/01/06
紫
0
版画家池田満寿夫氏が東洲斎写楽の謎を解く。実際には全体の八割をNHKのディレクター氏が書いています。びっくりしたのはこの企画、NHKから池田氏に持ちかけたものなのですね。初めに企画ありき。おまけに初めから新説を立てることが前提扱い。検証の結果、史実通りの能役者説、あるいは既存の別人説のどれかに落ち着いたらどうするつもりだったのでしょう? OAまでは三ヶ月しかない(!)という状況下、写楽の新説をどうやって作ってみせたかという、歴史番組の舞台裏。まさに「歴史ミステリの作り方」のテキスト本であります。星2つ。 2014/08/11