嵐の中で踊れ

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140057582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

巡り合う“黒歴史”の相手、過去との決着。一夜の奇跡を描くノンストップ青春群像劇!

“誰もが誰かの、台風の目。スリリングで笑えて、変てこで温かな嵐の一夜。”   一穂ミチ氏、共鳴!

「最高なことは、最悪のときに起きるのかもしれない」
もしも自分にとって「いちばん会いたくなかった人」に再会してしまったら――嵐を前に避難所に偶然集った中高生や大人たち。そこで期せずして再会したそれぞれの“黒歴史”の相手。湧き起こる恋心、後悔、秘密、恥、宙ぶらりんの夢。そして、漆黒の過去との決着……。
時に不条理で、時に甘酸っぱい運命に翻弄されながらも、本気で笑って、泣いて、もがく大人や若者たちの様をエモーショナルに描く、一気読み必至のエンタメ青春群像小説!

【あらすじ】
好きな同級生に素直になれない男子高校生の厳(ごん)。夫婦関係に埋めがたい溝を感じる詩伊(しい)。女性に不自由したことはないが忘れられない元カノがいる山内(やまうち)。妻子にとある女性との情事を隠している真面目な銀行員の日出樹(ひでき)。見た目のコンプレックスで人前でマスクを外せない女子中学生の小梅(こうめ)。大切なものを探すため故郷へ戻ってきた亜揮(あき)。
嵐が近づき、期せずして同じ避難所へ集まった彼らが再会したのは、それぞれの「いちばん会いたくなかった相手」。夜の嵐に閉じ込められた体育館で、本来交わるはずのなかった人々の間に新たな化学反応が生まれ、過去との決着を求めて止まっていた時計の針が動き出す。誰もが、愛する人を求める心や捨てたい感情、秘密を抱え、もがいている。果たして嵐がもたらすのは、災厄か、それとも僥倖か――。


【目次】

内容説明

好きな同級生に素直になれない男子高校生の厳。夫婦関係に埋めがたい溝を感じる詩伊。女性に不自由したことはないものの忘れられない元カノがいる山内。妻子にとある情事を隠している真面目な銀行員の日出樹。見た目のコンプレックスで人前でマスクを外せない女子中学生の小梅。大切なものを探すため故郷へ戻ってきた亜揮。嵐が近づき、期せずして同じ避難所へ集まった彼らが再会したのは、それぞれの「いちばん会いたくなかった相手」。夜の嵐に閉じ込められた体育館で、本来交わるはずのなかった人々の間に新たな化学反応が生まれ、過去との決着を求めて止まっていた時計の針が動き出す。嵐がもたらすのは災厄か、それとも僥倖か―

著者等紹介

一木けい[イチキケイ]
1979年、福岡県生れ。2016年、「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。デビュー作『1ミリの後悔もない、はずがない』が話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

130
「歴史を無駄にしたくない一心で、未来を無駄にするの?」終わり近くのこの言葉が刺さる。そして、この街で無常を繰り返すのは私もなのだ。避難所で自分にとって「一番会いたくなかった人」に再会してしまったら・・ドキドキする場面設定なのだけれど、ちょっと笑えてしまう人々がいて面白おかしく読んだ。一木さんらしさも散りばめてはあるにはあるが(当方比)とにかく嵐が来るっていうのに、それぞれに違う嵐が吹き荒れて、そう!踊ってた。そんな感じ。誰にも感情移入できずの私だったが、私だったら避難所でどうしただろう・・汗2026/02/14

いたろう

78
台風の夜、避難所になっている、近くの中学校の体育館に避難した、子どもから大人まで、様々な人々の群像劇。会いたい人も、会いたくない人も、否応なしに一堂に会することになる、避難所という限られた空間で、心に悩みを抱えた者たちが、現実に直面せざるを得ない状況となり、人の目をはばかる関係にある者たちが、大勢の目に触れるところで遭うことになる。台風のただ中にあって、人の心にも吹き荒れる暴風雨。それでも、台風が行くと、天気は良くなるもの。一夜が明け、台風一過は晴れやかに。人々の心も晴れやかに、前向きになったと信じたい。2026/03/09

pohcho

69
嵐の夜、学校の体育館に避難した人々。かつてつきあっていた人妻とスーパーの店員、恋する高校生男子と片思いの彼女、真面目な銀行員と商店街クラッシャーの異名をとる恋多き女性、マスクを外せない中学生女子、人気のピアニストユーチューバーなど、集った人々のさまざまな想いが交錯し、 ドラマが繰り広げられる。基本エンタメだが、毒親などの重い話もあって、一木さんらしさが感じられた。元カレ(カノ)に避難所で再会してしまったら、それは気まずいよね。三角関係どうなるかと思ったけど、嵐でふっきれたようでよかった。2026/02/20

ごみごみ

54
そっか。災害時の避難所って、地域の人たちの集まりだから、昔からの知り合いや密かに思いを寄せてる人、逆に気まずい人、会いたくない人と狭い空間で過ごさなくちゃならないのか。家族も一緒だし。幸いにも今までそういう体験がなかったので、そんな状況を考えたこともなかった!登場人物それぞれの複雑な思いが交錯する一夜の群像劇。視点がコロコロ変わり、関係性がなかなか頭に入ってこなくて、何度も巻頭の人物紹介を見返しながら読んでいたせいか、中盤から流し読みになってしまって・・最後まで集中出来なかった。2026/01/18

もぐもぐ

47
台風の接近で避難所に集まった人たちの、嵐の中の一夜の群像劇。元不倫相手だったり、片想いの人だったり、気まずくて会いたくないのに台風で逃げ場を失った状況の心理描写が面白かった。登場人物の関係が入り組んでたり、ちょっと気持ちが沈むような展開もあったりの中、海果子の溌剌さが台風一過のようにスカッと締めてくれました。面白かった。 #NetGalleyJP2026/01/11

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