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出版社内容情報
裁判官になった寅子は、弱き人に寄り添い、「はて?」と声を上げ続けてゆく
家庭裁判所で華々しいキャリアを積んだ寅子は、新潟地家裁三条支部へ判事として赴任する。山林の境界線といった慣れぬ裁判を担当しながら、母娘2人暮らしに優未との距離も縮まってゆく。新潟地裁に赴任していた星航一と家族ぐるみの付き合いになり、次第に航一の気遣いに心を寄せるようになってゆく……。
内容説明
明律大学で共に学んだ仲間たちの背負うものと対峙し、家族みんなの幸せを願って!家庭裁判所で華々しいキャリアを積んだ寅子は、新潟地家裁三条支部へ判事として赴任する。山林の境界線といった慣れぬ裁判を担当しながら、母娘2人暮らしのなかで優未との距離も縮まってゆく。新潟地裁に赴任していた星航一と家族ぐるみの付き合いになり、次第に航一の気遣いに心を寄せるようになってゆく…。
著者等紹介
吉田恵里香[ヨシダエリカ]
1987年生まれ。2022年、NHKのドラマ『恋せぬふたり』で第40回向田邦子賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
QUiChe
7
相変わらず場面がコロコロ変わり、情景が読めないシーンが多かったが、航一との恋愛、結婚(のようなもの)にかけてのやりとりは読み応えがあって良かった。戦後の混乱の中、法曹界の苦労は相当に大変だったのだろうと感じ、その功績は大きいとも感じた。感謝!2025/01/01
りゅうのすけ
4
朝ドラも観ていたので復習みたいなものでしたが…テレビ無しではちょっとわかりにくいかもです。脚本がベースですからセリフが中心で背景があまりないので…。法律家を目指した女性たちの生き方に感動しました。2024/10/03
Hiroki
3
さいたま市立図書館 公立図書館の利用者カードは10枚保有している。A館で予約が取れなければB館で、ということを繰り返してきた。ところが何処に利用予約をかけても、数十人から百人近くを待たねばならないという本だった。もっとも予約者数の少ないさいたま市に昨年10月に予約して、昨日漸く手にした。勿論一気読みです。法律なるものが本来持たねばならぬ存在意義や存在する目的を愚直に問いかけています。「法的には何ら問題はない!」と臆面もなくゲロを吐き出す政治屋たちがおる。その醜悪さを補完する官僚たちがおる。2025/04/13
ihatov1001
2
女性初の裁判官となった女性の生涯を描いた物語下巻です。寅子は男女の差をはねのけ、とうとう裁判官として働き始めます。朝ドラノベライズは未熟な主人公が這いあがろうと奮闘する上巻が面白く、主人公が成長しある程度安定期に入る下巻はすこしたるみがちですが、虎に翼に限っては、ジェンダー、少年法厳罰化など現代にも通じるテーマが多く、その中で悩み苦しみながらも自分なりの答えを見つけてゆく主人公の姿を見ているのは楽しく、最後まで緊張感をもって読むことが出来ました。2024/10/15
工藤俊悟
2
○佐田くん、気を抜くな。君もやがて古くなる○ほかには?ほかにはどんな駄目な所があったの!○心の拠り所が一人だけだと、関係が「対等」から「特別」になって歪になっていく◯永遠の愛を誓う必要なんてないんです●ということで、しばらく解散!○どの地獄で、何と戦いたいのか、決めるのは彼女だ◯私は、努力した末に何も手に入らなかったとしても、立派に生きてきた人たちを知っています○たとえ傷ついたとしても、やっぱり自分の一番で生きたほうがいいんだよ○今変わらなくても、その声がいつか何かを変えるかもしれない●失敬……。撤回する2024/10/04