彷徨う者たち

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彷徨う者たち

  • 中山 七里【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140057414
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。

生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破*の「宮城県警シリーズ」最新作。復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。

あの日、流された絆があった。


*単行本・文庫・電子書籍を含む。

一  解体と復興
二  再建と利権
三  公務と私情
四  獲得と喪失
五  援護と庇護
エピローグ

内容説明

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場勤務の、仮設住民の担当者。笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

382
中山七里さんの東日本大震災をテーマに据えた「宮城県警シリーズ」3部作の完結編ですね。仮設住宅の内部で起きた密室殺人事件。被災地で金儲けを企む悪い奴らの醜い構図。密室トリックと意外な犯人の趣向はミステリーとしてまずまずの満足感が得られました。しかし人間ドラマとしては未完の不満が残りました。過去の不幸な事情により決裂した人間関係が修復されず平行線のままなのが悲しいです。互いに歩み寄って友情を取り戻す物語を著者には書いて欲しかったですね。未来に希望を抱かせ心の通うストーリーを望みますね。#NetGalleyJP2024/04/06

starbro

334
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「宮城県警シリーズ」第三弾、東日本大震災幼馴染彷徨群像劇ミステリでした。三部作で完結の様ですが、何か違う感じがします。 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057412024.html2024/02/15

hirokun

213
★4 中山さんの社会派警察小説。東日本大震災の復興エリアを背景としているが、その割には良い意味で震災関連色は強くなかった。学生時代の親友たちとの人間関係を追っかけながら展開されるストーリーは、スピード感持って一気読みさせてくれた。少し作品の本筋とはずれるが、行政が復興支援を行っていく上でどのような範囲まで対応していくかということは今後も様々な災害が頻発していく中において重要なテーマであり今の時期にこそ考えておく必要があると痛感した。2024/02/16

いつでも母さん

196
「わたし以外に助ける人間がいなかったからです」この言葉をどう受け止める?笘篠刑事の『宮城県警シリーズ三部作堂々の完結編』とある。完結なの?そうか、そうなんだね。このシリーズはどれも辛さが勝る。本作も被災者とそうでない者の境目を感じるのが切ない。誰の所為でもない災害だったのに、生き残った者が負い目に感じる現実は苦しい。皆が願っているのは間違いないのに何をもって『復興』と言うのだろう・・事件の真相はあっけなく、だから余計にリアルも感じる。そう、人は脆いのだ。色んなものがギューッと詰まって読み応えがあった。2024/02/13

モルク

160
仮設住宅から公営住宅への移転、それを頑なに拒否し仮設に残る人、解体工事の進む中既に移転している住居で他殺体が発見された。被害者は町役場で仮設住民の説得にあたっていた担当者であり恨みの線で捜査が始まる。捜査を担当した蓮田は事件のあった地、彼が育った南三陸の町に。過去の苦い思い出、そして幼馴染み四人組の中で震災で大きな被害、犠牲者を出していないのは蓮田だけ。彼は震災で失っていないことへの引け目を感じていた。町は復興に向かっても被災者の心は癒えず…画一的な政策にもどかしさを感じる。真の復興とは何だろう。2024/05/28

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