境界線

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境界線

  • 中山 七里【著】
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  • NHK出版(2020/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140057155
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

主演・佐藤健、共演に阿部寛、清原果耶、林遣都、吉岡秀隆、倍賞美津子らで映画化が決定した『護られなかった者たちへ』に続く、「宮城県警シリーズ」第2弾!

「誰にでも境界線がある。
越えるか、踏みとどまるか」
中山七里

2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。

《あらすじ》
2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。
妻の身元が騙られ、身元が誰かの手によって流出していた……やり場のない怒りを抱えながら捜査を続ける笘篠。その経緯をたどり続けるもなかなか進展がない。そのような中、宮城県警に新たな他殺体発見の一報が入る。果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか? そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか――。

内容説明

復興の闇と人々の祈りを描く骨太のヒューマンミステリー。『護られなかった者たちへ』につらなる「宮城県警シリーズ」待望の続編。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年生まれ、岐阜県出身。『さよならドビュッシー』にて第8回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞し、2010年に作家デビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

524
中山 七里は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。中山七里デビュー10周年、12ヶ月連続刊行企画第12弾(12/12)コンプリートしました。オーラスは、「宮城県警シリーズ」第2弾、震災復興戸籍売買社会派ミステリの佳作でした。色んな要素が盛り込まれているので、もう少し長編でも良かったかもしれません。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000018219.html2021/01/24

うっちー

402
大震災から10年、テレビ映像が今でも心痛いです。震災は多くの人の人生を変えてしまいました。2021/01/19

hit4papa

350
笘篠刑事シリーズ②。東日本大震災から七年後。行方不明であった刑事の妻が、死体となって発見された。刑事が身元の確認をしたところ、全くの別人であることが分かる。しかし免許証には写真は異なるものの妻の情報が…。自身も震災の被害者家族であり、捜査の過程で時を経ても癒えることない現地の苦悩が炙り出されていきます。刑事本人にとっても辛い状況の中、行方不明者の身分を詐称した他殺体が発見される…、という展開。震災がもたらした「境界線」とは何か。人間ドラマとして奥の深い作品です。レクイエムと言ってもいいのかもしれませんね。2023/04/19

Makoto Yamamoto

290
東日本大地震で妻が行方不明になった刑事の元へ彼女の遺体が見つかったとの連絡から始まるが、運転免許証に記載されたデータは正しいが、写真は遺体と同じく全く他人のものだった。あの日が起点となって、これまでと違った人生を生きる人たちをミステリーも加えて綴られている。シッカリした作品で、あっという間に引き込まれ読み終えてしまった。 鵠沼、五代が良く描かれていて、主人公?の影が薄くなっていたような。。。2021/07/18

きいたん

267
人と人との間には様々な境界線が存在する。同時に一人の人間の中にもまた境界線が存在する。東日本大震災から7年後の東北。これは震災を経験しその結果引かれた境界線の左右の立場から己の心の境界線と向き合う者達の物語だ。世界中に衝撃を与えたあの震災。渦中の人々の絶望と恐怖は到底想像し得ない。あの瞬間どこにいたのか。何を見たのか。そんな偶然が確実に人を変えてしまう無慈悲な現実に愕然とする。しかし彼らの震災の記憶が蘇った時、彼らの間の境界線は一瞬消滅する。その事実が胸を軋ませる。あれから10年。この物語を心に留めたい。2021/01/24

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