出版社内容情報
祖国と家族の崩壊のなか 今ここで生きる意味とは?
アメリカで暮らすユダヤ人家族が、中東で発生した大地震と戦争を背景に、それぞれが新たな一歩を踏み出す姿をウイットと哀しさを交えて描く崩壊と再生の物語。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』の著者が贈る、現代アメリカ文学の新たなる傑作。
内容説明
秘密の携帯電話の発見をきっかけに、建築家の妻との離婚を考えるようになった脚本家。ユダヤの成人の儀式を目前にひかえ、学校で問題を起こした息子。嫌アラブのブロガーとして敵意を煽る好戦的な父親。老人ホームに入るか自死を選ぶか思案する祖父…。家族の危機的状況のなか中東で未曾有の災害が発生、事態は急展開を迎える―。アメリカで暮らすユダヤ人家族が大地震と戦争を背景に新たな一歩を踏みだす姿をウイットと哀しさを交えて描く。四世代にわたる一族の崩壊と再生の物語。
目次
1 戦争のまえ
2 無常を知ること
3 ユダヤの拳の使い方
4 五〇〇〇年のうちの一五日
5 選ばないこともまた選択である
6 イスラエルの崩壊
7 “バイブル”
8 ホーム
著者等紹介
フォア,ジョナサン・サフラン[フォア,ジョナサンサフラン] [Foer,Jonathan Safran]
1977年、ワシントンDC生まれ。プリンストン大学在学中に作家のジョイス・キャロル・オーツに才能を認められ、2002年に『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』(ソニー・マガジンズ。電子版はNHK出版)で作家デビュー。全米ベストセラーとなった同書はガーディアン新人賞、全米ユダヤ図書賞など多くの賞を受賞、世界30カ国で刊行された。2005年に発表した長篇2作目『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(NHK出版)も各方面で絶賛され、ロサンゼルス・タイムズ、シカゴ・トリビューンなど各紙でベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに選出。同書はハリウッドで映画化され、アカデミー賞にノミネートされた。ニューヨーク、ブルックリン在住
近藤隆文[コンドウタカフミ]
翻訳家。一橋大学社会学部卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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