- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > ノベライズ(テレビ)
出版社内容情報
第二次世界大戦下のマドリードでスパイ活動を始めたシーラは、ある日スパイと思しき人物の調査のためリスボンに派遣される。最強の難敵に挑むシーラの運命は?NHK海外ドラマ原作小説、ここに完結!
内容説明
難敵の登場、シーラに最大の危機が迫る!ロマンス・ミステリーの巨編、衝撃のクライマックスへ。手に入れたのは自分への誇り。
著者等紹介
ドゥエニャス,マリーア[ドゥエニャス,マリーア] [Due〓as,Mar´ia]
1964年スペインのシウダ・レアル県プエルトリャノ生まれ。英語文献学博士。ムルシア大学教授。米国の大学で教鞭をとった経験を持ち、教育、文化、出版に関するさまざまなプロジェクトに参加。2009年に『情熱のシーラ』でデビュー
宮崎真紀[ミヤザキマキ]
スペイン文学・英米文学翻訳家。東京外国語大学スペイン語学科卒
草野香[クサノカオリ]
英日翻訳者。東京外国語大学英米語学科卒。映像翻訳、産業翻訳のほか、RPGゲームのシナリオ翻訳など、主として電子媒体エンターテイメント系の翻訳に従事
轟志津香[トドロキシズカ]
スペイン語翻訳家。慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
41
ドラマもあと少しを残すのみ。確かに全篇通してシーラのみならず、出演者の大半が「情熱」のドラマだった。もっとも画面がよくできていることから、バックの情景や出演者の容貌が先に脳裏にインプットされたことが大いにあるのだろうけど。下巻を読み終えると「縫い目のあいだの時間」が持つ意味がよくわかる。NHK的には「解りにくいだろう」から「情熱の・・」にしたようだが個人的にはこのほうが縫子のキャラが立ち、「大人しい庶民の女」が職業を持つことにより、矜持を確たるものにしていった経過が摑めてよかったかと思う。2015/09/02
みろ
9
素人情報員にしてはかなり危ない橋を渡っているんだけどいいのか?とハラハラする最終巻。元婚約者と再会して厳しい話をされたり、とっさの行動で危機を脱したりと盛りだくさん。マーカスについては思ったとおりの人物だったのがちょっとうれしい。スペイン近代史に興味をひかれたシリーズでした。2016/03/31
あいくん
8
☆☆☆イギリス側のスパイとなったシーラはモロッコ人のドレスメーカーとしてドイツの情報を収集します。 店の客が口からこぼす情報をイギリスに渡します。 シーラは秘密情報をスケッチブックに暗号で記します。 なにがあってもスケッチブックはなくしてはいけません。 駅での逃走もスリリングです。 シーラは1945年までスパイとして活動を続けました。 戦後も生き延び、何十年か経って、過去を振り返るという設定でこの小説は書かれています。 2017/07/27
読書実践家
6
文脈がすでに焦げるような情熱に満ちていた。スペインはモロッコと関わりが深いのだと感じた。2016/02/09
pino
6
ドラマもあと2回を残すところなのにどうしてもラストが気になって「下」を購入。で、やっぱりもっと以前から読みたいと「中」→「上」と結局全巻購入してしまいました。Kindleやばし。続き読みたさに早めに飲み会を切り上げちゃうほど面白かったです。読んでみて思ったのはドラマが非常によくできているなーということ。文字と映像とが相互に補完しあって、雰囲気たっぷりの世界観にどっぷり浸かって、ああ、楽しい読書タイムでした。2015/09/24