内容説明
次代を担う作家12人が、“春樹ワールド”を独自に昇華して創作した短篇競作集。各著者による書き下ろしコラム「村上春樹、そして私」を併載。
著者等紹介
淺川継太[アサカワケイタ]
1979年、山梨県生まれ。小説家。2010年、「朝が止まる」で第五十三回群像新人文学賞を受賞
谷崎由依[タニザキユイ]
1978年、福井県生まれ。小説家・翻訳家。2007年、「舞い落ちる村」で第一〇四回文學界新人賞を受賞
中山智幸[ナカヤマトモユキ]
1975年、鹿児島県生まれ。小説家。2005年、「さりぎわの歩き方」で第一〇一回文學界新人賞を受賞
羽田圭介[ハダケイスケ]
1985年、東京都生まれ。小説家。2003年、「黒冷水」で第四十回文藝賞を受賞
戌井昭人[イヌイアキト]
1971年、東京都生まれ。小説家。2008年、「鮒のためいき」(「新潮」二〇〇八年三月号)でデビュー。2014年に「すっぽん心中」で第四十回川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベイマックス
78
ん~。淡々と読み終えてしまい、感想を残そうとして、何も記憶に残っていないことに愕然とした。自分側の問題なのか…、作品の問題なのか…。2020/12/28
あつひめ
70
恥ずかしながら、私は村上春樹さんの作品を一つも読んでいない。だから、この12人の作品と村上さんの作品の結びつきを理解することはできないけれど、村上さんを抜きにして、この選ばれし12人の作品を読むことにした。あるようなないような…不思議ちゃんの世界全開と言おうか…やっぱり村上さんを読んでからでないと、この1冊のアンソロジーを楽しめないのだろうか。それとも、不思議ちゃんの世界こそが村上さんの世界なのだろうか。毎年、この時期になると、村上さんの本を読もう読もうと思ってもう何年も経ってしまった。来年こそは…。2016/10/19
ゆにこ
57
村上春樹さんへのオマージュ短編集。半数くらいはまだ作品を読んだことのない作家さんでした。2016/06/27
ヒデミン@もも
46
うーん、やっぱり村上春樹の魅力がわからない。と思いながらこの作品集を読む。 それぞれの作家のコラムがおもしろい。 そして殆どの村上作品を過去に読んでいることに気がつく。そしてビルマでもフィリピンでも韓国、台湾、中国でも翻訳されている村上作品の凄さを知りたいと思う。2014/08/18
らむり
42
加藤千恵さん、萩世いをらさん、松田青子さん、村田沙耶香さん、青山七恵さんの作品が好み。期待の藤野可織さんのは既読(T . T)2014/06/26