内容説明
わずか七歳での子守り奉公、盗人の濡れ衣、命を助けてくれた脱走兵・俊作の死、加賀屋の娘・加代との出会い、高倉浩太への想い、髪結い、そして竜三との結婚…おしんのつらく、しかしたくましい人生がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるちゃ
2
映画化のおかげでしょうか、普及版が出版されました。 一大ブームを巻き起こしたNHK連続テレビ小説『おしん』が放映されていた当時私は中学生でした。 毎朝観ることはできませんでしたが、夏休みに放映された一挙放送で前半部分、上巻にあたる分を観た記憶があります。 上巻には、幼いおしんが奉公に出されるところから関東大震災に見舞われた東京を後にするところまでが収められています。 ドラマで観た時は若すぎたのか知識が乏しすぎたのか、心に強く残るほどではなかったのですが、この歳になって小説を読んだらあちこちで涙がジワ、ジワ2013/05/24
とりみ
1
『おしん』の放送台本をもとに 小説化したのです。番組と内容が異なるところがあります。と 最後に書いてありました。 私は その異なるところが おもしろかったです。 2020/05/24
鳩羽
1
上巻だけで普通の人の三回分くらいの人生を見たような気がする。おしんが耐えれば耐えるほど、よくできた女子であるほど、父親や兄は仕送りをせびり、幸福な結婚をしたかと思えば事業の失敗や震災によって何度も突き落とされる。どん底に行けば元の位置までは這い上がれるし、いじめられれば報われた時の喜びは大きい。よくできてるなあ。2013/08/22
半べえ (やればできる子)
0
★★★★★2018/03/16