平清盛〈４〉

藤本 有紀【作】/青木 邦子【ノベライズ】

ＮＨＫ出版（2012/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 301p／高さ 19cm
• 商品コード 9784140056165
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

清盛は、日宋貿易を中心とした新たな国づくりを進めていた。１１７６（安元２）年、ライバル・後白河法皇との橋渡し役であった建春門院が亡くなると、清盛は反平家勢力を一掃し、都を福原（神戸）に移す。権勢をほしいままにする清盛の専制は貴族・武士双方の反発を招き、東国では、政子との婚姻を通じて北条氏の後ろ盾を得た源氏の御曹司・頼朝が立ち上がろうとしていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[小雀✡ずーっと積読減強化月……]

平家物語と比べるモノではないと分かっているが、平清盛の一生を描いたにしては描いて欲しかった清盛の抱える闇、心の葛藤などの部分がかなり端折られており、描かれた部分と描かれなかった部分の落差が激しくて読み難く、そういう意味では随分と振り回された作品だった。大河ドラマは大変面白かったと記憶しているが、そのノベライズとしては表現力が全く足りず、がっかりとしか言えない。　改めて平家物語を読みたいと思った。

2019/05/10

[ガタコ]

NHKの鎌倉殿～絡みと重なるところもあり、想像しながら読み進めることができました。 その他歴史上有名な謳やシーンもあったりと読みごたえがけっこうあったように思う。

2022/04/15

[めめ]

かなり前に読了してはいたが、ノベライズとドラマのあまりの乖離っぷりに感想を書く気が萎えてしまい放置していた。ノベライズだとすとんと腑に落ちる流れが、ドラマだと所々カットされている事でぶつ切れ状態。色々と惜しまれる。ラストシーンはノベライズでは素直に読めたが（他の方も書いておられるがバタバタした印象は否めない。が清盛のドラマである以上清盛没後がダイジェストになるのは致し方ないか）ドラマではまるで映画「タイタニック」のラストシーンみたいで思わず噴いた。演出でかくも印象が変わるものかと驚いた。

2013/04/22

[シン]

最後バタバタした感じでわかりづらかったです。晩年を描くとそうならざるをえないのかもしれませんが、回想シーンが多かったように思います。視聴率は悪かったですが一年を通じて楽しませてもらった大河ドラマでした。

2013/02/06

[Motley]

★★★

2012/11/08