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内容説明
保元の乱でその力を世に知らしめた清盛は、1159(平治元)年、信西暗殺に端を発した争乱「平治の乱」で盟友・源義朝と太刀を交えた。勝利した清盛は、武士として初めて公卿となり宿願を果たす。太政大臣までのぼりつめた清盛だが、古い政治体質に失望し、わずか百日で辞職。出家後、福原に移り住み、宋との交易を中心とした理想の都づくりをはじめる。NHK大河ドラマ完全小説版シリーズ第3巻。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小雀✡ずーっと積読減強化月……
14
時が翔ぶように過ぎてゆく3巻。 後白河帝誕生、六波羅から福原へ。平家の棟梁が重盛に代わり、巨人・清盛の重圧に圧しつぶされそうで気の毒な辺り。 若い帝や運の無い皇子は常に上皇や院、諦めの悪いお姉サン達に引きずり回されて可哀そう…。 全体的に話運びが夢見がちでボヤケてる印象。長い物語を短くまとめてるから仕方ないのかもしれないが、映像を補足する事がほぼ無いので物語としての魅力が薄い。2019/04/18
かなえ
2
平治の乱で、信西と義朝を失った清盛。さらに肝が座って凄みが増した。太政大臣に昇り詰め、不意の病から出家と、慌ただしく時が過ぎる感じ。重盛では平家をまとめてはいけなさそう。常識人には無理なのよねえ…。一方伊豆では、千鶴が殺され、頼朝と政子が出会う。さて、この清盛の最期は…。やはりドラマありきのノベライズ。ドラマを観ていないと、なんだかイメージが湧きづらい気もする。私は、熱心には観ていなかったが、何となくキャラクタはわかるかなという程度。面白く読んでるけど、ドラマを離れた一つの作品としてはどうかなって思った。2022/08/14
Motley
1
★★★2012/08/02
のりきよ
1
この三巻では、いよいよ日本の歴史上でも大きなターニングポイントである武士の世が清盛によって実現される。寺社仏閣の伽藍の建築費用は平家の莫大な財力によるバックアップによるところが大きかったし、院の近臣同士による争いや叡山の山法師による強訴にしても結局は武士の力がなければおさめることができないのだということを公家や法王までもが思い知らされる。これほどまでに栄華を誇った平家でさえ清盛の死後数年で滅んだのだから、今後も人の世はどうなるか分からないものである。2013/06/10
咲
1
大河ドラマを見ていますが、なかなか理解出来ないので、これを読むと復習になります。ああーあの場面と思い出せるので、役立っています。博多の様な都を造れば良いという、スケールの大きさ経済感覚が優れているのが、羨ましい感想は最終巻でね2012/12/15