内容説明
戦乱の世に、花のように生きた姉妹がいた。2011年大河ドラマ主人公・江姫。数奇な運命に翻弄されながらも、激動の時代をしなやかに生き抜いたその生涯を、新鋭の女性作家が鮮烈華麗に描く長編時代小説。
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。『新平家公達草紙―春の夜の夢のごとく』(健友館)で第四回健友館文学賞受賞。短編「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうこ
4
☆読みやすかった。歴史に翻弄されているけど、あくまでも三姉妹に焦点をあてた作品でした。2011/10/14
耳たぶ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
3
読みやすい小説。ところどころあれーと思うところも多い。江は最初の旦那さんとの間に二人子供いたような…。2011/03/18
シトラス
2
日本の歴史は小学校レベルでも全く頭に入っていないので、浅井三姉妹が一体誰のことかもわからずに読み始めたけれど面白くてグイグイ引き込まれて読んだ。 お陰で少しは歴史がわかってきた、話の途中で合戦の名前が出てきたりしてあー、聞いたことあるとあの戦いはこういうことだったのね、と多分授業を聞いていれば常識的に知っているであろうことを改めて学んだ。 良いお話でとても感動しました。2019/03/10
ときわ
1
初読みの作家さん。この作家さんのほかの本を読みたいと思ったのだが図書館になかったので、あったこの本をとりあえず借りた。江姫の存在はもちろん知っていたが、私が今まで読んだものは徳川家に嫁してからのことがほとんどだったので、それ以前のことを知ることができて良かった。ただそっちに重点が置かれた結果、徳川時代の諸々はほとんど描かれず。そこは不満。でも読みやすくて、今までなんでこの方の本を読んでなかったんだろうと不思議だった。他のも読んでみよう。2016/09/01
アトム
1
田渕久美子の『お江』よりは、良かった。 しかし、井上靖の『淀どの日記』と比べると・・・。2012/09/02