著者等紹介
田渕久美子[タブチクミコ]
島根県生まれ。NHKでは連続テレビ小説「さくら」(橋田賞受賞)、月曜ドラマシリーズ「妻の卒業式」、夜の連続ドラマ「女神の恋」「ダイヤモンドの恋」など話題作を多数執筆。前向きに生きる女性たちの姿を豊かな表現で描き、視聴者から深い共感を得ている。また、ドラマ以外にも映画・ミュージカル・落語・演劇・狂言など幅広い分野で精力的に執筆活動をしている。大河ドラマは、「篤姫」(2008年)に続いての2作目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐治駿河
41
うーん不完全燃焼。割と終盤まで大阪の陣の話を引っ張りましたね。後半は春日局との確執をもっと描いてくれることを期待していました。その部分はかなり肩透かしでしたね。また、徳川家康が3代将軍を確定させる事件であるお菓子を家光(竹千代)のみに与え国松には我慢させるシーンはありませんでした。これも江姫がどのように感じていたのかの描写が読みたかったのに残念ですね。シリーズを通しての感想は、まあスイーツ大河ならこんなもので仕方がないかという結論です。2024/12/10
再び読書
6
いよいよ姉妹に本当の試練が訪れる。しかし、次々に出産する江、その子供が大人の政治の手段として婚姻させられる。秀頼の嫁の千も不憫。それでも、家康のも堂々とお自分の意見を言うこの物語の江には凄みを感じる。豊臣家も滅び、茶々、秀頼とも敵になってしまう。しかし、江はくよくよせず、苦難に立ち向かう。ドラマ同様楽しみました2013/04/09
えぐ@灯れ松明の火
4
これも立ち読みで。腕がしびれた、、、 秀忠と江が夫婦として歩み寄っていくところがよかった。 篤姫では宮崎あおいと堺雅人がすばらしい演技を見せてくれましたが、さて、今度の二人はどうでしょうか。2011/06/28
れもん
3
豊臣家が秀吉が逝った途端に危うくなったのに引き替え、徳川家が15代も続くことになったのは何故だろう。秀吉と家康の違いとは・・・。泰平の世の始まりを築くために江が果たした役割とは・・・。茶々でもなく、初でもなく、江が将軍の正妻となり、のちの天皇の祖母となった。運命とは不思議なものだ。もっとも、江はそんなものは望んでいなかっただろうが。2010/12/07
もっくん
2
下巻では江や3姉妹より、家康中心のストーリーだったのは気のせい??それはさておき、侍の時代、戦っていたのは戦場にいる男達だけじゃないことを痛感。兄弟姉妹でも、いつ敵味方に分かれるか。大好きな相手を敵としなければならない心境は計り知れない。2011/03/24