ＮＨＫ連続テレビ小説 ゲゲゲの女房〈上〉

武良 布枝【原案】/山本 むつみ【脚本】/五十嵐 佳子【ノベライズ】

ＮＨＫ出版（2010/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 264p／高さ 19cm
• 商品コード 9784140055786
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

昭和７年、島根県安来の商家に生まれた飯田布美枝は、２９歳のとき、東京の貸本マンガ家・村井茂と見合いをする。布美枝より１０歳年上の茂は、戦地で爆撃にあい、左腕を失っていた。ペンネームは「水木しげる」。見合いは即決、５日後には結婚式を挙げ、布美枝は茂とともに上京する。ところが、東京都調布市の新居で布美枝を待っていたのは、底なしの貧乏生活だった…。さまざまな困難を乗り越えていく夫婦の青春物語を完全ノベライズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[優希]

連続テレビ小説で見ていた大好きな作品です。ノベライズを読み、懐かしい気持ちになりました。背が高い劣等感を持つおとなしく目立たない布美枝が漫画一筋で右腕一本の水木しげること茂のところにお嫁に行きます。とてつもなく貧乏な暮らしをすることになる布美枝ですが、一生懸命奮闘しながら、自分の居場所、家族を作って行く姿にはじんわりきました。布美枝の強さが眩しかったですね。茂の昔から妖怪を信じている純粋さも可愛かったです。水木しげるの顔になったときの漫画への想いと、その芸術性を信じる布美枝の絆が凄いなと。面白かったです。

2015/04/22

[ちょん]

テレビ小説は一度も見たことがないので、予備知識もなくすんなりと話に入り込めた。水木しげるさんと奥様は、褒章授与のときにテレビでお見かけしていたので、なんとも言えず親近感が湧く。貧乏に負けない強い気持ち、相手を思いやる気持ち。大事なことがたくさん書いてあった。

2013/03/27

[Oh!やまびこ]

水木しげる氏の半生を綴ったドラマノベライズ。ご夫婦のユーモラスでコミカルな生活が目に浮かぶようです。水木しげる氏の努力、信念、愛情を見習いたい。ゲゲゲの鬼太郎、好きだったぁ。白黒テレビの画面を食い入るようにして観ていた記憶があります。自分の異世界に関する興味の原点は鬼太郎有り！

2023/09/06

[にこにこ]

エントリーしてたのが、やっときた。あらら、上下だったのね～。下巻も借りないと！ドラマは見ていませんが、ドラマだったら面白いかも～。って当たり前か！

2010/09/18

[ニーハー]

水木しげるとささえた奥さん布美枝の物語。読みやすくおもしろい。下巻が楽しみ。

2020/11/24