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内容説明
それは、ある日突然始まった。ある男性が、視界が真っ白になる原因不明の病にかかったのだ。「白い病」はつぎつぎと国じゅうの人に感染していった。「なにも見えない」「だれにも見られていない」ことが、人間の本性をむき出しにし、秩序は崩壊する。世界は瞬く間に生き地獄と化していった。しかし、ただひとり目の見える女性がいたことで意外な展開を迎える…。ノーベル賞作家の世界に衝撃を与えた哲学的寓話。
著者等紹介
サラマーゴ,ジョゼ[サラマーゴ,ジョゼ][Saramago,Jos´e]
1922年、リスボン北東部のアジニャガ村生まれ。高等中学校を中退後、工業学校を経て溶接工、公務員などさまざまな職業を経験。’74年の四月革命(リスボンの春)前後にジャーナリストとして活躍。’76年から文筆活動に専念し、ポルトガルの国民的作家となる。「想像力、あわれみ、アイロニーに支えられた寓話によって、われわれがとらえにくい現実を描く」作家として1998年のノーベル文学賞受賞
雨沢泰[アメザワヤスシ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



