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内容説明
昭和9年、北海道からブラジルへの移民となった姉ハルとその家族。出発の地、神戸で眼病のためひとり日本に残された妹ナツ かたや激動の時代を困苦のブラジル移民として耐え抜き、かたや日本でただひとり戦争と復興の時代を生きた、ふたりの女性の70年。その人生の歳月をスケール豊かに浮き彫りにし、日本と日本人のあり方を問う壮大な大河ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
28
70年ぶりの再会。姉妹が離れ離れになり生死もわからないまま時が流れる。でも心の中ではいつもいつも祈っていたに違いない。いつか会えますようにと。神様の悪戯のように思い描いていた暮らしとはかけ離れていく。この家族だけじゃなく日本の多くの家族が同じような目にあったかもしれない。自分の足で歩いて行く…歩くしかないと強い意志を持つ妹。妹を迎えに行く、それだけを支えに貧乏にも耐える姉。最初の再会ではどうなってしまうのかと思ったけど、神様の償いのように二人の間の手紙が手元に届く。ドラマにもなった作品。映像も観てみたい。2011/06/09
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22
図書館*絆の物語*戦争直前の昭和9年。北海道からブラジル移民となった姉ハル。眼病のため、ひとり日本に残された妹ナツ。激動の時代を生きたふたりの女性の70年を、スケール豊かに描き切った壮大な大河ロマン!(紹介文・他より)――当時の国策によって、離れ離れになった家族…。ただお互いの幸せを願い書き綴られた手紙…。これを読まれた方に、賛否両論はもちろん御有りだと思います。大変なご苦労がしのばれる物語でした。ただ、錦を飾った移民当事者の方がこの作品をどう感じるのか知りたい…。凶だけでなく、吉もあったはずですから…。2013/07/01
みかりん
3
生きるのだけでも精一杯の中 離れ離れの姉妹。とっても良かったです。日本に見切りを付けて ブラジルに渡っても苦労の連続 日本に残っても苦労の連続。大変な時代だったんだろう。これから姉全く違う70年を過ごして来た2人は これから 尽きない話をしながら楽しく暮らしていけるだろう。2016/12/02
だけど
2
生きるのが精一杯だった時代。物語としてのできすぎ感は、正直かなり感じました。でも、ドラマよりドラマチックなことが現実にあったんですよね。2014/07/12
雛
2
以前テレビドラマで見たもののノベライズ版。森光子と仲間由紀恵しか覚えていなかったなー。2013/11/05