出版社内容情報
あなたはいないけど、この小物たちが元気をくれました。何かを失って、悲しんでいる夜に読んで下さい。脚本家として絶好調の著者が、愛用の品々を基に女を男を、そして現代を小気味よく切るフォト・エッセイ。
内容説明
6Bの鉛筆、緑色のガラス、赤いマニキュア、骨董品のお雛さま、香水とカメオ、パリのスプーンレスト、淡色の色鉛筆、六千枚の原稿、眼鏡フレーム、ベティちゃんグッズ、愛読書、土俵俵、祖母の着物など全35品。「これって、こんなにきれいな物だったのね」恋愛ドラマの名手、内館牧子が綴った愛しい品々。
目次
不便な道具―「6Bの鉛筆」
男運―「緑色のガラス」
花よりも紅―「手編みのカーディガン」
車座の宴―「骨董品のお雛さま」
カッコいいおじいちゃん―「土俵俵」
父の本意―「香水とカメオ」
貧乏性ゆえに―「パリのスプーンレスト」
明日の米あり―「仏教徒像」
元気をくれる色―「真っ赤なマニキュア」
心にともす灯―「見舞いのはがき」〔ほか〕
-
- 和書
- 英文学思潮