内容説明
大内、尼子、二大勢力の制圧にのり出した元就は、ついに中国地方の覇者へと歩み出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wan-Nyans
5
★★★★遂に大円団を迎えた。元就は59歳から一念発起し、尼子経久譲りの調略で中国地方の覇者となった。それでも元就にすれば、目の前の脅威に対処しただけで、そこまで大きくなる意図は無かったとボヤく。また、親兄弟でも血で血を洗う戦国期にあって、毛利家は他大名と違って家族皆が仲が良い。元々控えめで思いやりのある元就の性格が反映されているのだと思う。最期には登場した死者達が迎えに来るが、仇敵の尼子晴久まで好人物なのはご愛嬌。天国に行くと丸くなるのかなあ(^^) 2018/08/25
おい
1
これぞ歴史小説。史実と物語がいい具合にミックスされており楽しめる。唯一残念だったのは、ラストのシーンがくど過ぎたところ。 ★★★2023/12/12
Vier
1
最終話だけは無かったことにしたいけど(笑)、いいお話だったよ!! 未だに名作だと思ってる戦国大河。
Aki
0
下巻になり俄然面白くなった。調略の詳細などは描かずに、最後まで葛藤する元就を描き続けるのが本作の真骨頂であり、元就周辺の家族模様を活き活きと浮かび上がらせる。名作大河であることがうなづける。映像でも再度見たい。2015/02/01
助福猫2
0
図借 40点2012/02/27