内容説明
思い切った人材登用と徹底した倹約を柱とした「享保の改革」によって幕府の財政は好転した。しかし徳川宗春はこの政策に真っ向から反発、吉宗との決定的な対立は尾張藩を窮地に追い込む。そのころ江戸城内部では次の将軍をめぐって、さまざまな駆け引きが早くも始まっていた。己の道を信じ、真っ直ぐに歩いた男が最後に下した決断とは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵下山堂
5
将軍になった吉宗の剛腕ぶりが益々発揮されます。 御三家とは別に、自分の血を引いた子や孫たちで将軍家を継いでいく御三卿の制度を作り上げます。 徳川幕府の後半は、吉宗の血が継がれていくことになっていきます。 そんな吉宗でも人間的な魅力も描かれています。 情けない長男、家重。 母を早くに亡くした家重。 わずかに記憶する母の思い出を語る家重の場面。泣けます。 吉宗が家重をおんぶする場面。 こみあげるものがあります。 3巻を読んでみて、登場人物が多く自分なりに家系図を書きながらもう一度読み返したい衝動にかられました2018/05/10
半べえ (やればできる子)
0
★★★★2013/02/12
Ryuji
0
★★★★