NHKブックス
青春という亡霊―近代文学の中の青年

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019269
  • NDC分類 902.05
  • Cコード C1336

内容説明

「青春」や「青年」という言葉は、どこか気恥ずかしいものになってしまった。しかし、近代社会では、「青春」や「青年」は輝かしい概念であった。文学青年が巷にあふれ、純文学が青年のバイブルのように読まれた。夏目漱石の『三四郎』、森鴎外の『青年』をはじめとして、青年を主人公とした近代小説が数多く生まれた。スタンダール、ドストエフスキー、カミュ、大江健三郎、村上春樹…自殺する青年や殺人を犯す青年を描いた小説を読み解き、近代社会にいかにして「青年」が誕生し、輝き、やがて輝きを失っていったのかを鋭く考察し、「青年」の正体に迫る力作評論。

目次

第1章 青春の原点
第2章 自殺する青年
第3章 殺人を犯す青年
第4章 芸術に救われる青年
終章 『“青春”の誕生』と『青春の終焉』

著者等紹介

古屋健三[フルヤケンゾウ]
1936年、東京生まれ。1961年、慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学文学部教授。専門はフランス近代文学、特にスタンダール。元『三田文学』編集長
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mstr_kk

1
ザッと速読。青春文学の名作を紹介する、ということに徹した本だが、まとめかたがうまく、なかなか含蓄がある。2013/04/18

ほたぴょん

0
藤村操や原口統三のように大量の模倣自殺を生み出してしまう存在の原点が、ゲーテの『若きウェルテルの日記』だったというのは知らなかった。近代、何ゆえに「青春」という人生の一時期が特別視されていたのかを、横断的に東西の小説を読んでいくことによって解き明かそうとした一冊。青春、青年時代をテーマにした小説は、最近でも朝井リョウの『何者』などがあるが、近代小説と現代小説の青春は、その描かれ方において必ずしも軌を一にしないのかも、と感じた。或いはジャンルの細分化が進んで、青春小説の本流はラノベに行ってるのかもなあ。2018/04/30

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