NHKブックス
思い残し症候群―親の夫婦問題が女性の恋愛をくるわせる

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019092
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C1311

内容説明

「恋愛をしてもむなしい、何かが満たされない」―親から愛され足りないことによって生ずる空虚感・精神的飢餓感が、やがては娘たちの将来の人間関係をも歪めてしまう。恋人に親代わりを求めるため恋愛に失敗する、不倫、さらには「ひきこもり」や摂食障害など病理現象にも及ぶという。これら、親への思い残しの実態、心理構造、その解決策を多角的に論じ、夫婦関係の空洞化など、この症候群の背景を成す家族機能不全のメカニズムを、豊富な事例・手記から探る。家族再生のために、理想的な親子のあり方を追求する力作。

目次

序章 何かが満たされない人たち
第1章 親の七がけ幸福論―なぜ、親の因果が子に報いるのか
第2章 恋人に父親代わりを求める女性たち―思い残しのメカニズム
第3章 本当の自分が見えてきた―思い残しをはらす方法
第4章 なぜ、父親の愛する力が弱くなったのか―良い「気」と悪い「気」

著者等紹介

岩月謙司[イワツキケンジ]
1955年山形県生まれ。理学博士。早稲田大学卒業後、筑波大学大学院博士課程生物科学研究科修了。テキサス工科大学留学。日本石油(株)中央技術研究所等を経て、現在、香川大学教育学部教授。東洋経済・高橋亀吉賞受賞。専攻は、動物行動生理学、人間行動学。原生動物の生理についての論文を英語で国際科学誌に発表する一方、対人関係のメカニズムについて新聞、雑誌、ラジオ、TVなどで解説する。著書に、『娘の結婚運は父親で決まる』(NHKブックス)『娘がいやがる間違いだらけの父親の愛』(講談社)『家族のなかの孤独』(ミネルヴァ書房)『母親よりも恵まれた結婚ができない理由』(二見書房)『自分にウソをついて何になる』(ドリームクエスト社)『身近な人との人間関係につまづかない88の法則』(大和書房)など多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lily ※amazon不買運動中

1
この著者は行き過ぎた治療法で逮捕されたらしい。(なんでも「父親」として女性患者と一緒にお風呂に入ったとか)。なんだか信ぴょう性がぐっとひくくなるが、妙な説得力はある本。どこか満たされない思いを抱えて日常を生きているすべての男女(特に女?)に捧げられている。親との関係が、子の恋愛をゆがめているというのが論旨。かなり極端ではあるが、打ち捨ててはおけない何かがあるにはある。

LS

0
女性の恋愛について中心に書いているが、男性の恋愛の事も書いている上に、「くるわせる」のは恋愛のみではないと考えられるので、この副題はやや不適切。内容的には、思い当たることがある人にはかなり強烈に刺さってくる。深酒した時に読む本ではない。そして何故大学図書館に所蔵があったのか。2014/12/13

tk

0
にゃー2013/05/29

せぶ

0
親の七掛け幸福論、恋人に父親を求める女・・どれも他の本では読んだ事がない内容で「へー!はー!なるほどー」と驚きと納得の連続でした。恋愛で同じ失敗パターンを繰り返している方にはお勧め。自分がなぜ、そういう男性に惹かれるのかがわかります。

tk

0
彼が逮捕された事自体が彼自身の自説を強化しているという事実をわかっていない人が多すぎる。2011/05/30

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