内容説明
大航海時代の幕明けにより世界史に登場した重商主義は、パンクロニクルに言えば、グローバル資本主義となって、「自由」と「公正」という世界基準を旗印に、かつてない勢いで拡大を続けている。いったい、資本主義システムは、市民革命、産業革命、帝国主義、世界大戦、冷戦の時代に、どのような変遷を遂げ、世界中を席巻していったのか。そして、金融技術大国アメリカが牽引する現代のグローバル資本主義は、私たちの未来に、自由で開かれた社会を招来するものなのか。社会経済史研究の第一人者が、資本主義の誕生と発展の歴史を辿りながら、現代世界の経済構造を明らかにし、同時にその陥穽をうがつ。
目次
序章 グローバル資本主義の基本的視角(何が世界経済を動かすのか;自由主義市場経済とは何か;資本主義社会の諸要素)
第1章 グローバル資本主義の発展―大航海時代から第二次世界大戦まで(近代資本主義の発生;帝国主義の拡大;民主主義とファシズム)
第2章 拡大するグローバル資本主義―第二次世界大戦以後(冷戦体制の完成;戦乱の時代;核の時代、石油の時代;アジアの胎動;社会主義の崩壊;膨張するグローバル資本主義)
第3章 グローバル資本主義の矛盾―現代の諸問題(拡大する不平等;資本主義という金儲け;グローバル資本主義の陥穽)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーツ・リー
3
資本主義について調べたく、まず最初に当たった1冊。 初学者にとって、難易度もちょうどよく、読み易い内容。 それでいて専門性もそれなりに担保されていて、学び始めるのによい1冊だと感じた。 気になったのは、一応淡々と資本主義の展開について述べている訳だが、結論と言うか、思想としては、世の中の全ての害悪が資本主義の影響で出ている、とも読める点。 果たして、世の中全てが社会主義化する事によって、人類の問題の殆どを解決する事になるだろうか。 資本主義を受け入れつつ、しかし状況を良くしていく道は、無いものだろうか。2021/09/09
李京翰
1
世界中にマーカンテリズムは、パンクロニクルに言えば、グローバル資本主義となっている。でも、本当に自由と公正と言った世界基準なのか?人々の出身からもらっている資源が違いますと、発展程度も違います。
vladimir-kyoto
0
アメリカ帝国主義視点なのでそれを楽しめる人なら2012/08/05
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