出版社内容情報
いま、高校生は何を考え、何を求めているのか。受験、非行、いじめ、ボランティア、アルバイト・・・、日米高校生の意識調査をさまざまな角度から比較分析。その実像に迫るとともに、心の教育が欠落した現状に警鐘を鳴らす。
内容説明
受験戦争に駆り立てられる子、パソコンを自由に操る子、アルバイトに明け暮れる子、ボランティアに活路を見出す子…。その一方で、援助交際やブルセラ、オヤジ狩りといった世界の中でも日本だけの特殊な若者現象が起こっている。「悪」が透明化し、「目標」や「理念」を喪失した社会で、高校生たちは何を考え、どこへ行こうとしているのか。日米で行った高校生の意識調査をさまざまな角度から比較分析。その実像に迫るとともに、心の教育が欠落した現状に警鐘を鳴らす。
目次
序章 新しい理念を求めて:1 高校教育の現在
2 高校生の人間関係
3 家庭での教育
4 規範意識と生活価値観
5 金銭観と労働観
6 問題行動
7 ボランティア活動
終章 「心の教育」と理念