内容説明
“学校は行かなくてはいけないもの”というこだわりから自由になるとき、子どもたちは元気に成長する。フリースクール7年の実践から送る“教育”への貴重な提言。
目次
プロローグ 東京シューレの1日
第1章 広がる学校外の学び場
第2章 東京シューレの実践
第3章 学校の外で育った子どもたち
第4章 フリースクールから見える“教育”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
15
1992年刊。フリースクールである東京シューレを作り、登校拒否に対する文部省(当時の名称)の見解を変える運動を展開した著者による教育論。登校拒否の子を持つ親として、また元教師として、学校に行けない子どもの立場に沿った学びのあり方を紹介しながら、管理と競争が厳しい学校教育について批判している。フリースクールの理念となる「自由、自治、個の尊重」は、競争主義的な管理教育が支配的であるような学校教育のあり方と対比的に捉えられたものである。その意味で教育思想の一つの傑作として読むことができる。2024/12/16
すいか
2
新しい学校の形を探して、フリースクールという形式を学ぶために読んだ。個を生かし、個を伸ばす教育は学校という形にとらわれてはいけないと思う。2008/07/08