NHKブックス<br> 吉備の古代史―王国の盛衰

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吉備の古代史―王国の盛衰

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784140016480
  • NDC分類 217.5
  • Cコード C1321

内容説明

大和・出雲と拮抗する強大な古代吉備王国。その盛衰と再生のドラマを考古・文献の両面から検証する『飛鳥』『出雲の古代史』につづく門脇古代史3部作。

目次

1 キビツヒコ神
2 吉備王国の形成
3 吉備王国と大和朝廷との抗争
4 制圧されゆく吉備王国
5 吉備と統一的な法治体制
6 吉備出身の官人群像
7 吉備の再生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「吉備の式内社は、美作一○社、備前二一社、備中一八社、備後一七社で、いずれも国司長官が神祗官に代わって奉幣する国幣社である。そのうち、美作国の中山神社、備前国の安仁神社、備中国の吉備津彦神社の他はいずれも小社である…八四一年には備前の安仁神が名神とされ、備中の吉備津彦命神は八四七年に無位から従四位下に…八四七年にはとくに四品を授けられ官社となっている…こうした結果に留意しておきたいのは、地域の諸社のなかに自ら神階による上下の格差ができたことである…他社より高い神階をもったという権威は…強いものであった」2019/02/18

海辻

2
出雲の古代史はよく語られますが、同時代に大和王国と拮抗した勢力だった吉備について聞く事はそう多くない気がします。初期大和王国の主力豪族だった葛城氏と血縁関係を持って内部に切り込もうとしながら、葛城氏の凋落に伴って勢力を失っていく。 出雲が固有の歴史を残せたのと反して、吉備は始祖神さえも大和の神の一柱から持ち込まれ独自性を失ってしまったように思えました。 吉備王国の内部抗争や朝鮮半島との係わりなど基礎知識を学びつつ、影に見え隠れする初期大和朝廷の姿も興味深かったです。2012/01/20

hal

0
入門書かと思って読んだら、細かい議論の連続で、当てが外れた。途中から流し読み。自分の基礎知識が増えたら、読み返すかもしれない。2017/06/08

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