内容説明
森は太陽の恵みを受けて地球上の生物たちの活動を支えている。水を蓄え、地表の表情を豊かに変えてきたのも森である。森は人々の単なるエネルギー源としてだけではなく、その心に繊細で隠やかな情緒を育んできた。本書は、こうした森と人間のかかわりに視点を据え、森林の成り立ちや、その果たす役割を解き明かす。緑の地球のシンボルである森が、いかにかけがえのないものであるのかが実感できよう。
目次
第1章 われわれの地球と森林
第2章 森林は日本文化の石油であった
第3章 マツ林盛衰記
第4章 遷移と人の営み
第5章 森林と水保全・土保全
第6章 緑の効用
第7章 休養の森と森の風景
第8章 都市の緑と山の緑
第9章 国を守る森を守るために




