内容説明
宇宙開発のような国家的プロジェクトから産業活動、医療、教育といった日常生活に密接にかかわりのあるものに至るまで、システム工学の適応範囲は拡大の一途をたどり、また新しい手法も次々と開発されている。本書はシステム工学の本質を明らかにし、その占める位置や今後の対象、さらに現代と未来社会における意義と役割を、最新のデータと豊富な具体例をもとに平易に解き明かしていく。
目次
第1章 総合化の技術(システム工学のおいたち;なぜシステム工学が必要か;システム化の時代)
第2章 驚異の方法(シミュレーション;最適化の方法;評価の方法)
第3章 複雑性への挑戦(システムの信頼性;スケジューリング;システムとコンピュータ;システムと人間)
第4章 無限に伸びる応用分野(行政とシステム工学;産業・経済とシステム工学;生活・社会とシステム工学;CAIと教育革命)
第5章 未来社会とシステム(未来はこうして予測する;システム化のインパクト;システム社会とわれわれ)