内容説明
人間性の根元を読み解く。“民衆の書”として親しまれてきた『歎異抄』の中に親鸞の姿を捉え直し、他力本願の教えの正意と信仰の極みを、長年の読誦体験により説示する。
目次
1 『歎異抄』について(『歎異抄』の著者;『歎異抄』の行文;『歎異抄』の構成)
2 親鸞の生涯(入山・求道時代;廻心・法悦時代;流寓・思索時代;布教活動の時代;著述の時代)
3 『歎異抄』を読む
感想・レビュー
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白い雲。。
3
夫の宗派と私の実家の宗派の関係がようやくわかった。仏教と一口に言っても構造がややこしくて難しい。親鸞の教えは、年取ったおかげで少しわかってきたかも。2012/01/23
セイバー
1
「信ずる者は救われる」に行き詰まる人なんておるのか2019/07/11
かのこ
1
信心は全くないが、仏教に興味を持ち、歎異抄とはどういったものなんだろうと思いました。遠い昔、学校で習った、法然上人や親鸞が登場し、当時の新興宗教であり、弾圧があったことを知りました。布教活動に並々ならぬ苦労があったことと思います。 「善人なをもちて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という説法で、法然上人の創めた他力称名念仏を他力回向の念仏に深めた親鸞の語録を弟子の唯円がまとめた「歎異抄」は、難しくて理解するのに時間はかかるが、今まで思ってたことと違う部分が多かったです。 2008/09/30
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- 闇に潜む眼 二見文庫