内容説明
気候、風土、人種、政治、経済…、そして飢餓や人種差別といった今日的社会問題まで、多くの変数を抱えながら不断に動くアフリカ。しかし、多くの日本人にとって、そこは未知の大陸である。ここでは豊富なフィールド・ワークにもとづく複眼的な視座から、自然と人と文化の関わりを核に、多様性に満ちたアフリカの全体像を論究する。変わりゆく“新しいアフリカ”を正しく理解するための待望の入門書。
目次
序章 アフリカをよりよく知るために
第1章 同心円の大陸―自然とヒトと
第2章 モザイクの大陸
第3章 農耕・牧畜・狩猟採集・都市―四つの生活様式
第4章 社会構造
第5章 文化遺産とその発展
第6章 古王国の栄光
第7章 奴隷貿易と植民地化
第8章 独立の達成まで
第9章 政治と経済
第10章 社会変化と都市問題
第11章 南アフリカの問題
第12章 世界・アフリカ・日本