NHKブックス<br> 森林の思考・砂漠の思考

NHKブックス
森林の思考・砂漠の思考

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140013120
  • NDC分類 290.1
  • Cコード C1325

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

28
砂漠の太陽や嵐といった数少ない要素で人々の生存を決めてしまい、決断を促す一神教素地、森林地帯のあらゆる有象無象が支える多神教な素地。日本人も多神教なベースに立っているからこそ、一神教の終末思想など理解しにくい。森林が切り開かれ、弥生時代から中央政権が確立されていった西日本は、古事記から伺えるように、多神教的なベースを残しつつも、創造終末な考えも併せ持つようになったように思われる。2023/01/21

デビっちん

21
再読。永遠に流転をくり返す森林の思考から円環的な世界観が、天地には始めと終わりがあると考える砂漠的思考から直線的な世界観が誕生し、私たちはその2つが混じり合った世界に生きています。前者が仏教、後者がキリスト教誕生の根源とされていました。世界から日本国内に視点を変えると、円環的な思考がベースにある日本も、どんどん直線的な思考化が進んでいることが解説されていました。この本が書かれた時点でそうなのですから、今はもっと砂漠化的な思考が進んでいるのだと思いました。2017/04/18

エジー@中小企業診断士

13
人間の思考方法は「森林的思考」と「砂漠的思考」に大別できる。世界が永遠に続くと考えるか(仏教的)、有限であると考えるか(ユダヤ・キリスト教的)森林的とは視点が地上の一角にあって下から上をみる姿勢、砂漠的とは上から下を鳥の眼で俯瞰する。見通しの悪さと良さ、専門家的態度と総合家的態度。砂漠的思考の起源は5000年前の乾燥化によって一神教が確立(天地創造・終末)日本では3500年前の縄文時代晩期、2200年前の弥生前期の森林の影響をいまだに脱していない。西洋の「進歩」概念の受容で日本も砂漠化しつつあると論ずる。2025/12/14

13
森林の思考は仏教を、砂漠の思考はキリスト教を産んだ。 前半は森林・砂漠の思考に関してだが、後半は日本国内での食、方言などなどの項目に関しての分布図より思考、文化を説明。 前半の思考に関しても、後半の分布図に関しても興味を湧く。2014/03/07

デビっちん

8
世界にはじめと終わりがあるか、それとも永遠に続くと考えるかという2つの世界観を成立させた場所が、砂漠と森林です。永遠に流転をくり返す森林の思考から仏教の世界観が生まれ、天地には始めがあり終わりがあると考える砂漠的思考からキリスト教の世界観が生まれたと著者は考えています。宗教の発生段階において、自然環境が人間の思考プロセスに影響を及ぼしているんですね。自分の思考パターンが環境を越えることができないとするならば、自分をどの環境に置くことを選択すべきでしょうか?2015/05/13

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