台湾の「大東亜戦争」―文学・メディア・文化

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  • サイズ A5判/ページ数 313,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130860291
  • NDC分類 920.27
  • Cコード C3090

出版社内容情報

コロニアル台湾.そこでは言論統制と抵抗というもう一つの「決戦」が戦われていた――.日台の気鋭の研究者たちが,日本語文学,映画,演劇,メディアなどさまざまな視点からその実相を立体的に明らかにし,台湾アイデンティティ形成史に新たな光を投げかける論集.

目次

台湾史における『決戦台湾小説集』―外来政権日本の国語体制
海外進出と文学表現の謎
戦時期台湾における動員と宣伝―『決戦台湾小説集』をめぐって
中島利郎論文へのプレリュード 「書痴」の観点
『決戦台湾小説集』の刊行と西川満
野間信幸論文へのプレリュード 派遣作家としての張文環―「雲の中」に語られたもの
張文環の戦争協力と文学活動
張季琳論文へのプレリュード 楊逵―植民地の眼差し
戦時下の楊逵―「増産の蔭に」をめぐって
石婉舜論文へのプレリュード 視聴覚メディアとしての演劇における植民地的近代〔ほか〕

著者等紹介

藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年東京生まれ。東京大学大学院人文社会科学系研究科教授。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。中国・台湾・香港の二〇世紀文学

黄英哲[コウエイテツ]
1956年台北市生まれ。立命館大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。愛知大学現代中国学部助教授。台湾近現代歴史・文学

垂水千恵[タルミチエ]
1957年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(人文科学)。横浜国立大学留学生センター教授。日本文学、台湾文学
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