Liberal arts<br> まなざしのレッスン〈2〉西洋近現代絵画

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まなざしのレッスン〈2〉西洋近現代絵画

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130830317
  • NDC分類 700
  • Cコード C1070

出版社内容情報

美術館に行くのが楽しくなる??難解な近現代絵画を解きほぐし、まったく新しい視点から実践的に読み解く決定版テキスト。

東京大学の講義をベースにした『まなざしのレッスン 1西洋伝統絵画』の続篇.印象派以降,伝統的な絵画の枠組みが崩れていくなか,画家たちは何をめざしたのか.難解な近現代絵画を解きほぐし,まったく新しい視点から実践的に読み解く.美術館に行くのが楽しくなる決定版テキスト第2弾.

第1章 西洋近現代絵画をいかに見るか

第1部 主題とテーマ
 第2章 物語表現の変容
 第3章 現実の表象I 近代都市の諸相
 第4章 現実の表象II 人間と自然の新たな表現
 第5章 幻視の世界

第2部 造形と技法
 第6章 空間と平面
 第7章 色彩と筆触
 第8章 抽象と超越性
 第9章 引用と遊戯性

第3部 受容と枠組み
 第10章 制度と運動
 第11章 異文化の受容,逸脱の系譜
 第12章 絵画という枠組み

掲載図版一覧
画家名索引

【著者紹介】
三浦 篤
三浦 篤:東京大学大学院総合文化研究科教授

内容説明

近現代絵画をスッキリ解説、目からウロコの鑑賞入門。東京大学の講義をベースにした好評テキスト、第2弾。印象派以降大きく変容していく近現代絵画を3つの視点から解説、作品をみるコツを実践的に伝授する。モノクロ図版161点、カラー口絵24点収録。

目次

西洋近現代絵画をいかに見るか
第1部 主題とテーマ(物語表現の変容;現実の表象(近代都市の諸相;人間と自然の新たな表現)
幻視の世界)
第2部 造形と技法(空間と平面;色彩と筆触;抽象と超越性;引用と遊戯性)
第3部 受容と枠組み(制度と運動;異文化の受容、逸脱の系譜;絵画という枠組み)

著者等紹介

三浦篤[ミウラアツシ]
1957年島根県生れ。1981年東京大学教養学部卒業。1981‐90年東京大学大学院、パリ第4大学美術考古学研究所にて、西洋美術史を学ぶ。1997年パリ第4大学文学博士号取得。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(超域文化科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

61
東大教授三浦篤の大学での講義を書籍化した。西洋美術のまなざしから考察した近現代絵画論。表紙のマネ「フォリー・ベルジェールのバー」の女性の視線、鑑賞者であるわれわれの視点、画家の視点から能動的に絵画を見るヒントを示してくれる。モノクロ161点、カラー24点の19世紀から現代美術までの絵を参考に論じながら、遠近法や明暗法に基づく奥行きのある空間表現の古典的な西洋美術が、構図・形態・色彩や筆触の変化により平面的、装飾的な絵画に変貌してゆくプロセスを論じている。やはり転換点はマネ、印象派あたり。⇒2020/03/03

あきあかね

27
 200年にわたる西洋近現代絵画の豊穣な歴史。一般的な美術書のように、「主義」や「巨匠」の変遷を追うのではなく、画家たちが新しく「何を」描こうとしたのか(主題とテーマ)、どのような手法で「いかに」描こうとしたのか(造形と技法)、新しい絵画が誕生する様々な条件(受容と枠組み)という切り口から迫る。 観念的にならずに、200点近い豊富な図版に基づいて語られ、その文章は理知的であり、瑞々しい情趣も兼ね備える。例えば、スーラの「グランド·ジャット島の日曜日の午後」。⇒2019/07/20

ラウリスタ~

11
東大教養の一年生向け授業の教科書化。だから渋谷駅の岡本太郎みたいな地元ネタもある。まなざしのレッスンIは、イコノロジー的で若桑本など類書も多い。他方で、絵画を主題から切り離していく19世紀以降の絵画(パリからニューヨーク)においては、その手法は使えない。絵画とはかくあるべしというルール(主題別ヒエラルキー、遠近法、写実性、丁寧な仕上げなどなど)がことごとく覆されていく。そういう差異化の歴史の延長線上に今の、訳のわからないように見える現代アートがあるのだと、絵解きとしてではない手法で絵画を読む手法を学ぶ。2023/01/02

11
レッスン2で扱われている時代は西洋近現代。 基本的な構成はレッスン1と同じで、絵を見る際の視点の多様な切り口が章ごとに紹介されていく。読み進めていくほどに絵を鑑賞する際の視点の置き所がわかってくるのが楽しい。 時代が下るにつれて難解な作品が増えてくるが、だからこそその魅力を解説する著者の見事な手腕が光る。 ある程度美術を学んだ人からすると基本中の基本が書かれている本だが、逆に言えば何をおいてもこの本を最初に読むべき。 高階秀爾の『近代絵画史』のように、今後50年以上読み継がれていくであろう素晴らしい本。 2019/09/04

gecko

8
『まなざしのレッスン1西洋伝統絵画』の続編。19世紀以降の西洋絵画史を(従来的な「イズム」「巨匠」の交替史としてではなく)「主題とテーマ」「造形と技法」「受容と枠組み」の3部構成で読み解く。西洋絵画は、20世紀の戦争や、「都市」における「見る/見られる」「交わらない」視線をいかに描いたか。写真・映画の出現によって現実再現性・物語性の意義が薄れる時代に、絵画の特性を純化した表現はどこへ向かうのか。シュルレアリスムへと続く「幻視」、市民社会の孤独なアウトサイダーとしての画家像が生じた背景なども興味深く読んだ。2021/12/06

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