感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
112
半世紀以上前の案内。英国史が文学史理解にやはり必要。日本書紀から万葉集、紫式部から平家物語の時代、どどっと飛んで漱石と芥川、太宰、そこに松本清張あたりが重なる時代を絡めて説明してくれるような本作。シェイクスピアの章が長く楽しい、ピューリタンで盛り上がらず王政復古しばらくしてスウィフトとデフォー、リチャードソンとフィールディング、スモレットとスターン、ロマン主義では詩が目立ち、ヴィクトリアでディケンズ、ブロンテら花盛り。てんこ盛り。暗くなり、戦前後にはウォーとグリーン。ゴールディングやスパークまで。2021/09/05