出版社内容情報
ソシュール『一般言語学講義』を、望み得る最高のテキストにもとづき正確に再現、20世紀の古典となった作品の全貌を明らかにする。
内容説明
伝説の名講義を明快な翻訳で正確に再現、ソシュールの真髄に迫る。
目次
言語学の歴史を簡単に振り返る
第1部 諸言語(言語の地理的多様性 異なる種と多様性の程度;地理的な多様性という事実を複雑なものにするかもしれないさまざまな事実;原因の観点から見た言語の地理的多様性;文字表記による言語の表現)
第2部 言語(言語記号の本質;言語を構成する具体的な実体は何か;言語の抽象的な実体;言語における絶対的な恣意性と相対的な恣意性;(記号の不変性と可変性)
静態言語学と歴史言語学 言語学の二重性
静態言語学
項の価値と語の意味 両者の一致と差異)
著者等紹介
ソシュール,フェルディナン・ド[ソシュール,フェルディナンド][Saussure,Ferdinand de]
1857~1913年。スイスの言語学者・言語哲学者。1878年に発表した『インド・ヨーロッパ語における原始的母音体系についての覚え書き』により比較言語学研究に多大な貢献をなす。1906年から1911年まで合計三回にわたりジュネーヴ大学で行われた一般言語学の講義をもとに編集・出版された『一般言語学講義』(バイイ=セシュエ編)は、近代言語学の確立に大きく貢献し、「近代言語学の祖」と言われる。言語哲学・思想にも大きな影響を与え、また、記号論の構想者としても知られている
影浦峡[カゲウラキョウ]
東京大学大学院教育学研究科助教授、国立情報学研究所客員助教授(連携併任)。専門は言語メディア論、専門語彙論、情報学
田中久美子[タナカクミコ]
東京大学大学院情報理工学系研究科助教授。専門は計算言語学、計算記号論、言語処理など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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