出版社内容情報
ロシア・アヴァンギャルド期に展開した未完の建築プロジェクトだけが描きえた、理想の革命と未来の共同体に迫る。図版多数。
理想の共同体の建設がまだ熱い夢だった初期のソ連邦.数々のコンペにおいて,大胆に空を切り取る質量のない透明なマッス,鮮やかな色彩をもつ「未完の建築」を建て続けた異能の建築家の,建築思想とその発想の根源,後半生のスターリン時代を,従来の研究史を圧倒する密度で描き出す,気鋭の研究者の第一作.【第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】
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序
第1章 重力圏からの離脱――レーニン(図書館学)研究所設計案
第2章 建築と演劇の零度――構成主義運動における労働者クラブ建築
第3章 無重力都市――社会主義都市論争とマグニトゴルスク・プロジェクト
第4章 レーニン建築プロジェクト――社会主義リアリズムの誕生
第5章 幾何学とファクトゥーラの庭園――クリミア半島南岸開発計画
第6章 二つの太陽の都
終 章 紙上建築の時代の終焉
【著者紹介】
本田 晃子
本田晃子:北海道大学スラブ研究センター研究員
内容説明
忘れられた建築家と、存在しなかった建築。「いまだ・ない」「すでに・ない」建築をめぐる、もうひとつのソ連建築史。第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。
目次
第1章 重力圏からの離脱―レーニン(図書館学)研究所設計案
第2章 建築と演劇の零度―構成主義運動における労働者クラブ建築
第3章 無重力都市―社会主義都市論争とマグニトゴルスク・プロジェクト
第4章 レーニン建築プロジェクト―社会主義リアリズムの誕生
第5章 幾何学とファクトゥーラの庭園―クリミア半島南岸開発計画
第6章 二つの太陽の都
終章 紙上建築の時代の終焉
著者等紹介
本田晃子[ホンダアキコ]
2012年東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。現在、北海道大学スラブ研究センター非常勤研究員。専攻はロシア建築史、表象文化論。『天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』で第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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