天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代

個数:

天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月16日 16時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 322,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130668545
  • NDC分類 523.38
  • Cコード C3052

出版社内容情報

ロシア・アヴァンギャルド期に展開した未完の建築プロジェクトだけが描きえた、理想の革命と未来の共同体に迫る。図版多数。

理想の共同体の建設がまだ熱い夢だった初期のソ連邦.数々のコンペにおいて,大胆に空を切り取る質量のない透明なマッス,鮮やかな色彩をもつ「未完の建築」を建て続けた異能の建築家の,建築思想とその発想の根源,後半生のスターリン時代を,従来の研究史を圧倒する密度で描き出す,気鋭の研究者の第一作.【第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】

<strong>※本書の第1章の一部を<a href="http://www.utp.or.jp/topics/files/sample/sample_66854.pdf">こちらのPDFファイル</a>(1.78MB)で読むことができます</strong>.ぜひご参考ください.


第1章 重力圏からの離脱――レーニン(図書館学)研究所設計案
第2章 建築と演劇の零度――構成主義運動における労働者クラブ建築
第3章 無重力都市――社会主義都市論争とマグニトゴルスク・プロジェクト
第4章 レーニン建築プロジェクト――社会主義リアリズムの誕生
第5章 幾何学とファクトゥーラの庭園――クリミア半島南岸開発計画
第6章 二つの太陽の都
終 章 紙上建築の時代の終焉

【著者紹介】
本田 晃子
本田晃子:北海道大学スラブ研究センター研究員

内容説明

忘れられた建築家と、存在しなかった建築。「いまだ・ない」「すでに・ない」建築をめぐる、もうひとつのソ連建築史。第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。

目次

第1章 重力圏からの離脱―レーニン(図書館学)研究所設計案
第2章 建築と演劇の零度―構成主義運動における労働者クラブ建築
第3章 無重力都市―社会主義都市論争とマグニトゴルスク・プロジェクト
第4章 レーニン建築プロジェクト―社会主義リアリズムの誕生
第5章 幾何学とファクトゥーラの庭園―クリミア半島南岸開発計画
第6章 二つの太陽の都
終章 紙上建築の時代の終焉

著者等紹介

本田晃子[ホンダアキコ]
2012年東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。現在、北海道大学スラブ研究センター非常勤研究員。専攻はロシア建築史、表象文化論。『天体建築論―レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』で第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kogyo_diamond

3
思いがけず第3章無重力都市の章ロシア宇宙主義の草分けニコライ・フョードロフの名に沸く。まさかロシア前衛建築にも影響を与えていたとは!レオニドフ『太陽の都』をソボールノスチの文脈で眺め兵士と建築家の対話を重ね胸が詰まる。スターリンの太陽系に取り憑いた亡霊的な陰画。共鳴しつつ、マグニトゴルスク現地のテントやバラックの景観写真も胸に残り非難者らの言い分もそれは正論なのだった。自己増殖し続ける都市で黒川紀章カプセルタワービルを思い出し、都市構想といえば普天間基地跡地未来予想図もある意味紙上建築だなと思ったり。2022/06/17

ネオジム坊

1
おそらく世界初のレオニドフについての作家論。著者は教育学部出身にもかかわらず、ピラネージや幻視の建築家などに興味をもち、卒論を建築表象論で書いたというのが興味深い。本著はレオニドフが「見ることを変えること」を主眼としていたというスタンスに貫かれており、美しいカラー口絵の助けを借りながら、「無重力都市」「零度」「太陽の都」などというモチーフが導出され、言語化された造形を想起できる。レオニドフの黒板に白いチョークで細く描かれた都市とは、いつの日にか四次元宇宙が社会思想を啓蒙するという〈詩学〉だったといえる。2015/12/15

inoue

0
レオニドフ作品とソ連建築界の動きとが比較しながら論じられる。ロシア構成主義がどのような思想を背後に、機械や工場のアナロジーを用いていたのかがわかり、それとレオニドフ作品の違い、メディアとしての建築、認識の変換によって社会主義という新たな社会での人間像が建築によって示されているという分析は面白く、構成主義以降の社会主義リアリズム下での活動も興味深い。革命による社会の転換期だからこそ興隆したアヴァンギャルドが、権力に統制されていく歴史と、影響を受けながらも独自の建築を模索した建築家の活動が記された良書。2016/04/16

horada

0
****2024/01/27

takao

0
☆ロシア・アヴァンギャルドを代表するペーパー・アーキテクチャー(建築自体はほぼない)2018/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7964978
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品