出版社内容情報
火山噴火現象の解明に向けて,火山噴出物が記録しているマグマの発泡と結晶化の素過程を,平衡論と非平衡論の2つの物質科学的視点から包括的に解説.式の導出や背後の基本的物理にいたるまで丁寧に詳述している.火山国日本で将来の火山噴火災害に備える際の基本となる一冊.
目次
第1部 はじめに(天然からの動機付け)
第2部 マグマの発泡(マグマが発泡する条件;気泡形成の仕組み;気泡の成長と膨張 ほか)
第3部 マグマの結晶化(マグマの冷却結晶化;発泡に伴う結晶化;CSD(Crystal Size Distribution))
第4部 応用(発泡と結晶化から探る噴火現象)
著者等紹介
寅丸敦志[トラマルアツシ]
1959年香川県生まれ。1983年神戸大学理学部卒業。1989年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。金沢大学理学部助手・助教授を経て、九州大学大学院理学研究院教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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