出版社内容情報
巨大なカルデラ火山が並ぶ「火の国」九州は,西南日本弧と琉球弧が重なり合い,日本列島でも特異な地形が発達している.南西諸島の島々は距離1200kmにもおよぶ弧状の配列とサンゴ礁によって特色づけられる.これらの地形の特色と形成過程を詳細に解説する.
内容説明
「火の国」九州、サンゴ礁に縁取られた南西諸島。その地形の特色と成り立ちを詳細に解説する。
目次
1 総説(九州の地形・地質の概要と地形区分および研究史;南西諸島の地形・地質の概要と地形区分および研究史 ほか)
2 北部および中部九州(別府‐島原地溝帯;別府‐島原地溝帯中心部の火山群―活動を続ける多数の火山 ほか)
3 南部九州(鹿児島地溝;鹿児島地溝の火山群 ほか)
4 南西諸島(南西諸島周辺の海底;琉球外弧 ほか)
5 九州・南西諸島の地形発達史(大地形の発達史;九州における第四紀の氷河性海面変化と気候変化の影響 ほか)
著者等紹介
町田洋[マチダヒロシ]
東京都立大学名誉教授
太田陽子[オオタヨウコ]
横浜国立大学名誉教授
河名俊男[カワナトシオ]
琉球大学教育学部教授
森脇広[モリワキヒロシ]
鹿児島大学法文学部教授
長岡信治[ナガオカシンジ]
長崎大学教育学部助教授
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