熱帯林の世界<br> 森の食べ方―熱帯林の世界〈5〉

熱帯林の世界
森の食べ方―熱帯林の世界〈5〉

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  • サイズ B6判/ページ数 214,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130642255
  • NDC分類 389.243
  • Cコード C1340

出版社内容情報

ボルネオ島の先住民イバンは,森の奥ふかくでみずからの生活をかたくなに守りつづけている.稲の焼畑に誇りを抱く農耕民がくりひろげる「森の生活者」としての姿.かれらは森の生命に畏敬の念をいだきながら,「森を食べる」世界観を発展させてきた.

内容説明

ボルネオ島の奥深く森への畏れを生きつぐイバン。鳥に予兆を占い花や動物に自らの生を仮託する焼畑稲作民の世界。

目次

第1章 音とかたち
第2章 ロングハウスの日常生活
第3章 食べ物と食べ方
第4章 森という空間
第5章 焼畑のつくり方
第6章 植物と動物の隠喩
第7章 時間と大地

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

★★★★★

5
マレーシアのサラワク州に居住する焼畑農耕民、イバンの人びとについての民族誌。ロングハウスに住んで十数年を単位に移住し、かつては首狩りをおこなっていた彼らの間で、70年代になされた調査をもとに書き下ろしたものです。「彼らの日常生活をあまり分析的にならずに再現すること」(p6)をめざした本書は、一社会の生活を全体として捉える古き良き民族誌の体裁をとりつつ、例えばマルチナチュラリズムなどにもつながるような、多彩な議論のとっかかりを持った一冊です。2011/06/19

sibafu

1
東南アジアのボルネオ島の奥深くの森に住む焼畑稲作民のイバン。イバンの農業や食生活などが、(このシリーズの他の巻と比べて)わりとしっかりと記録されている。分析的な目線が強いが、他の巻にあるようなエッセイ的な面が弱いので面白味に欠ける。組立てが簡単なロングハウスに住んでいるのが特徴で、ある程度の範囲を周期的に移住しつつ暮らす。2014/03/10

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