出版社内容情報
脳波、呼吸など生命活動をつかさどるリズム現象。数理の視点からその現象を解明する。
内容説明
脳、カオス、サーカディアン・リズム―物理的対象の差異を超え、リズム現象に内在する普遍性を「数理」の視点から解明する。
目次
第1章 化学・生物の世界のリズム(非平衡開放系での非線形振動;化学反応系におけるリズム ほか)
第2章 生命におけるリズムと確率共鳴(生命とリズム;振動子の引き込みと確率共鳴 ほか)
第3章 リズムと感覚運動制御(生体運動制御の予測機構;リズムに対する感覚運動系の先行制御 ほか)
第4章 リズム現象と位相ダイナミクス(位相とは何か;摂動を受けた振動子の位相記述 ほか)
第5章 カオス的リズムの同期・非同期現象とその数理(2個のカオス素子の結合系;カオス同期の破れと間欠性 ほか)
著者等紹介
蔵本由紀[クラモトヨシキ]
1940年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学大学院理学研究科教授を経て、北海道大学COE特任教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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