出版社内容情報
イルカたちは広い海でどのように暮らしているのか? 世界的な鯨類学者が、イルカと人間のかかわりという視点から、スジイルカ、イシイルカ、ゴンドウクジラなどの多様な生きざまを描き、イルカの保全をはじめ、かれらとわれわれの未来を問う。
内容説明
スジイルカ、イシイルカ、コビレゴンドウなどのイルカたちは日本周辺の海でどのように暮らしてきたのか?世界を舞台に活躍してきた鯨類学者が、イルカたちの多様な生態を背景に、彼らと私たちの関係のあり方を考える。
目次
第1章 鯨類の歴史―陸から海へ
第2章 日本の鯨学の始まり
第3章 イルカのすむ海
第4章 スジイルカ―暖流系の代表種
第5章 イシイルカ―寒流系の代表種
第6章 ゴンドウクジラ類―母系社会に生きる
第7章 ハクジラ類の社会と高齢個体の役割
第8章 壱岐のイルカ騒動―イルカといかに生きるか
著者等紹介
粕谷俊雄[カスヤトシオ]
1937年埼玉県に生まれる。現在、フリーの鯨類研究者、農学博士。受賞:Distinguished Achievement Award,The Society for Conservation Biology(1994年).Kenneth S.Norris Lifetime Achievement Award,The Society for Marine Mammalogy(2007年).日本哺乳類学会賞(2013年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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