出版社内容情報
グローバル化に伴い、重要性が増す国際標準。その作り方と使い方、そして考え方について、具体例をまじえ丁寧に解説。グローバル化が進む中,社会経済全般にわたり国際標準(規格)の重要性はますます増している.国際標準は,私たちの生活とどのように関わっているのか.そしてその課題と解決策とは? 標準の作り方と使い方,そして考え方について,具体例をまじえていねいに解説.
はじめに
序 章 国際標準と適合性評価
I 現代社会と国際標準
第1章 変貌する国際企業戦略
第2章 地球時代の安全規制
第3章 市民社会におけるマ-クの氾濫
II 国際標準の体系
第4章 国際標準をつくる――標準作成機関の構図
第5章 国際標準を使う――適合性評価の仕組み
ティーブレーク 本初子午線の物語
III 挑戦すべき課題
第6章 ガバナンスの仕組みとその限界
第7章 技術進歩への影響――停滞か促進か
終 章 明日へむけて――標準教育のすすめ
おわりに
付録 世界の主な標準関係の組織
BOX1 モジュ-ル化――サイモンの時計屋
BOX2 仕様標準と性能標準――厳密か,それとも弾力的か
BOX3 標準の定義――用途による使い分け
BOX4 標準の経済学――情報とネットワ-クの経済
BOX5 適合性評価――ISO/IECの道具箱
BOX6 計量標準――ものさしの基準
BOX7 WTO(世界貿易機関)と標準――国際取引の基本ル-ル
BOX8 公共財――標準はどこまで公共財か
Dialogues on International Standards: A Guide to the Global Age
Masami TANAKA
田中 正躬[タナカ マサミ]
田中 正躬
田中正躬:日本規格協会顧問/元ISO会長
内容説明
ISO9000、CEマーク、ピクトグラム、…。私たちの身の回りにあふれる国際標準。世界市場で生き残るための企業戦略とは?持続的発展のための国際標準づくりとは?そしてこれからの標準教育とは?ASTM(米国材料試験協会)理事、PASC(太平洋地域標準会議)議長、日本規格協会理事長などを歴任し、国際標準組織で活躍してきた著者が、東京大学等での講義をベースに徹底解説。
目次
国際標準と適合性評価
1 現代社会と国際標準(変貌する国際企業戦略;地球時代の安全規制;市民社会におけるマークの氾濫)
2 国際標準の体系(国際標準をつくる―標準作成機関の構図;国際標準を使う―適合性評価の仕組み)
3 挑戦すべき課題(ガバナンスの仕組みとその限界;技術進歩への影響―停滞か促進か)
明日へ向けて―標準教育のすすめ
著者等紹介
田中正躬[タナカマサミ]
1968年、京都大学大学院工業化学科修士課程を修了し、通商産業省に入省。多くの分野で通商産業政策の業務に従事。その後日本化学工業協会副会長、日本規格協会理事長などを務める。この間、太平洋地域標準会議の議長を務めるほか、ISO(International Organization for Standardization)会長、米国の標準機関ASTM(American Society for Testing and Materials)理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
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