出版社内容情報
高名な研究者60人が、これから自然科学分野の研究に携わろうとしている若い人たちへ送るメッセージ集。
内容説明
内藤記念科学振興財団の広報誌「内藤財団時報」に掲載された巻頭言シリーズ「若い研究者のために」を、３０年の時を追って編集。
目次
１ １９７９．１２～１９８５．７（１０年単位の研究とノーベル賞（平田義正）
研究プランニングの科学性（牛場大蔵） ほか）
２ １９８６．３～１９９０．８（自然へのｌｏｖｅ（小谷正雄）
偶然と必然（藤巻正生） ほか）
３ １９９１．１～１９９５．８（未知の分野を求めて（志村憲助）
専門分野の決定（野島庄七） ほか）
４ １９９６．３～２０００．９（研究の計画とセレンディピティ（三浦謹一郎）
「自然に化学を学ぶ」のすすめ（北川勲） ほか）
５ ２００１．３～２００８．９（成果発信と受信のための多様な方策を（野依良治）
体力・気力・知力を総動員（佐藤公道） ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろ
2
戦前生まれの研究者の方たちが、今よりもちょっと前の研究者に向けて書いた本。ぼくは研究者とかではないので、この時代の内容でもかなり難しいものが多かった。当時から、アメリカ信仰がはびこっていたのだなと思った。セレンディピティが当時流行していたのかよくこの語を見かけた。それから「流行を追わずに自分の道をコツコツやってゆけ」という語が多かった。一部の世界的にも有名な人たちだけでなく（この方たちも研究者内では有名だと思うけど）、みんな苦しみの中で成果を生んでいるのだなと感じた。2023/03/08
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- 和書
- ブルーアウト 小学館文庫
