出版社内容情報
予備知識を仮定せず，数学基礎論の基本的結果とその技法やアイディアを広くていねいに解説した本格的教科書，待望の増補版．不完全性定理の意義，算術的完全性定理，ロビンソンによるモデル完全性の初歩事項や演習問題なども追加し，より充実した内容に．
内容説明
予備知識を仮定せず、数学基礎論の基本的結果とその技法やアイディアを広くていねいに解説した本格的教科書、待望の増補版。入門篇を中心に記述をわかりやすくするとともに、不完全性定理の意義、算術的完全性定理、ロビンソンによるモデル完全性の初歩事項や演習問題なども追加。「数学についての数学」の全体像を描き出す。
目次
第１部 入門篇（１階論理入門；計算理論入門；不完全性定理）
第２部 基礎篇（「基礎篇」の準備；モデル理論；計算理論；集合論；証明論）
付録
著者等紹介
新井敏康［アライトシヤス］
１９５８年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。筑波大学数学系大学院博士課程修了。理学博士。現在、東京大学大学院数理科学研究科教授。専門は数学基礎論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちろたん
0
数学基礎論の大盛り。数理論理学の基礎からチューリングのテーゼ・連続体仮説・ススリン木の独立性・強制法に至る数学基礎論の主要な内容が詰まっている。非決定性オートマトンや束論など細かい内容は載っていないので他書を参照のこと2023/07/17
