出版社内容情報
社会や技術が複雑化するにつれ実世界におけるシステムはますます進化している.さまざまな課題が提起されている現在,どのように解決へと導くか? システムの意味や歴史の紹介,またシステムの構築・運用・進化に欠かせない6つの分野の視点から概説する.
内容説明
劇的に変化し複雑化する社会システムの課題。その解決と新たな創造につながる「システム思考」とは何か?従来のシステム化とは一線を画する、システム構築・運用・進化へと導く。
目次
第1部 システムとは何か(いまなぜシステムか?;システム研究の系譜;第3次科学革命―システム科学前史)
第2部 システム科学各論(最適化;モデリング;学習;ネットワーク;状態推定と予測;制御)
著者等紹介
木村英紀[キムラヒデノリ]
一般社団法人システムイノベーションセンター副センター長、東京大学名誉教授、大阪大学名誉教授。工学博士。制御理論、システム科学、生物制御を主な研究分野として数多の業績を挙げる。制御工学最高の賞であるIFAC(国際自動制御連合)のGiorgio Quazza Medalの11番目で、アジア初の受賞者。2021年IEEE(アメリカ電気電子学会)の各分野の最高賞であるTechnical Field Awardsの制御部門賞をアジアで初めて受賞。IFACより論文賞を2回、IEEE制御部門George Axelby Awardなども受賞。大阪大学基礎工学部助手、講師、助教授、大阪大学工学部教授、東京大学大学院工学系研究科教授を歴任。退官後は、理化学研究所生物制御研究室チームリーダー、理研BSI-トヨタ連携センターセンター長、科学技術振興機構研究開発戦略センター主席フェロー、早稲田大学招聘研究教授を歴任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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