出版社内容情報
地球環境問題の記述をアップデートした、気象予報士試験に必携の「気象学のバイブル」とも評される定番ロングセラー。
内容説明
気象学を学ぶ人、気象予報士試験受験者から「バイブル」と支持される定番テキスト。気象学の基本的項目を平易かつコンパクトに解説。地球環境問題などに関する新しい知見も追加。
目次
第1章 太陽系のなかの地球
第2章 大気の鉛直構造
第3章 大気の熱力学
第4章 降水過程
第5章 大気における放射
第6章 大気の運動
第7章 大規模な大気の運動
第8章 メソスケールの気象
第9章 成層圏と中間圏内の大規模な運動
第10章 気候の変動
著者等紹介
小倉義光[オグラヨシミツ]
1922年神奈川県横須賀市に生まれる。1944年東京大学理学部地球物理学科卒業。東京大学特別大学院研究生、東京大学助手、米国ジョンズ・ホプキンズ大学航空学教室研究員、米国マサチューセッツ工科大学気象学教室研究員、東京大学海洋研究所長・同所教授、WMO/ICSU/GARP委員、イリノイ大学気象研究所長・同大学気象学教室主任教授、マサチューセッツ工科大学客員教授などを経て、イリノイ大学名誉教授、日本気象学会名誉会員、アメリカ気象学会フェロー、理学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
13
やっぱりこれだよね。読み込むだけで、時間がかかる。これからの勉強の在り方を考えないといけないと思う。だってこれまでは試験があって、それに向かって勉強してた。でもこれからは、こういうテキストを読んで自己満足なのだろうか。それともこういう本に書いてあると知ることが重要なのだろうか。そのあたりが解けていない。どれも大事なのだし、大事なんだけど、なんかまだ見えてない。しょうがないよね。試験に追われて生きてきて、好きにやっていいよって言われてるんだから。どう自分を見せていくかが大事なんだと思うけど、まだ答えが出てき2019/08/15
天乃かぐち。
7
機械学習の勉強のために気象学の本を再読。気圧傾度力(各地点の気圧差に応じてかかる力)と地衡風、傾度風を調べていました。2023/04/04
nchtakayama
5
いま、窓の外で雨が降っている。雨を降らせているのは雲。雲を作るは風。風を吹かせる気温。熱を生むのは、太陽。難しい数式と図表をたくさん乗り越えたあとの最終章で「気候システムの究極のエネルギー源は太陽からの放射であることはいうまでもない」(293頁) と、人類の精神史にもつながるだろう奥深いまとめの言葉が、目の前の雨粒ひとつを輝かせる。気象学おもしろい!エドワード・ローレンツ博士が発見した決定論的カオス理論は、蝶の羽ばたきが気象に影響を与えるか?という問いも呼び起こし、今ではみんな大好きバタフライエフェクト。2024/05/13
yasu7777
4
★★★★☆ 気象について専門的ながら一般にもわかりやすく書かれています。 しばらく時間おいて再読したいです。2016/09/19
天乃かぐち。
2
小氷期は西暦1400年から西暦1650年のこと。他にも放射冷却や接地逆転層、夜間の安定境界層の性質を利用すればたとえば秋頃のエアコンや扇風機の電力代を削減できるでしょう。空気の冷え込みの時期が分かれば宣伝やあるいは食料費の増加やエネルギーコストの増加も一定の予測ができるでしょう。2024/09/16
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