出版社内容情報
物質を構成している最小単位とは? そしてそのミクロな世界を支配している物理法則とは? 素粒子物理学の基礎について,高校程度の数学・物理学の知識で読めるようていねいに解説.現代物理の入門的知識が得られるよう配慮した,理工系学生の必読書!
目次
第1章 素粒子とは?
第2章 量子論入門
第3章 粒子の生成・消滅
第4章 陽子の構造
第5章 ゲージ理論と電弱統一理論
第6章 質量の起源とヒッグス粒子
付録
著者等紹介
相原博昭[アイハラヒロアキ]
1956年生まれ。1984年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学大学院理学系研究科教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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uD
13
これは大学の教科書・研究に関する専門書ですね。 僕も理系の端くれでしたが、選考が全然違うのでなかなか… でも一般的には難しいとされる本書を読んでる自分は賢い!と思いながら読んでいました。 自分を褒めるの大事2018/05/31
Koning
11
物質の全ては光を読んだらこれ!(というのは間違いなく嘘)。東大の一般理系の学部生向け教科書という一冊。最先端の数式はこーだー。泣ける(w。うん、頭の中にMathematicaを実装したくなる1冊でした。まぁでもぼちぼち読み返すと色々変なもの思いつきそうです(w。ゲージ理論てこうなのかーというのだけは何となく理解した積りになれたかもしれない(笑)2013/11/03
やす
5
質量の起源たるヒッグス粒子とは何かについてもっとも簡単に、かつ、数式を使って説明する書籍。素粒子理論の標準理論までを概観する。質量とはゲージ不変を要請することにより真空での方程式を導いたとき現れる項。その際にヒッグス粒子も項目として登場する。量子力学、相対論を前提知識なしで結構まともに解説しつつ標準理論までもっていって168Pってのは著者の力量が素晴らしいってことだと思った。よくはわからなかったのだけど。2014/03/24
ACTIVE GALACTIC
2
軽めの入門書、さっくりとヒッグス機構までの外観を掴みたい方にはいいと思う2013/03/05
らんまる
2
式は流し読み。ゲージ場理論のやろうとしていることは概観できた。2011/01/02